一食のメシ 7
日比さんが給餌ボックス地帯をすでに回ってくだすって
ルートが変更になったので、日暮れまでどこ行こっかと考えて、
30分ほど移動して4軒並びの地域へ @17:00
冬から春にかけて大体ここから始めていたけれど、
最近は来ていなかった。最後に来たのは4月8日だ。
お祭りの疲れと体調不良が重なって、なんだかへとへと。
だいぶ空いた荷室に腰掛けますと、
なんですかハラにしがみつくこの生き物は…
ミーちゃんでしたー [前回]
真顔でしっかとつかまっちゃって、かわええのぅ
虫のせいか、毛もだいぶ抜けてしまって…
こうなっています。ハラあったけ〜 [撮影:猫撮る]
どこでも寝られるのは学生時代からの特技です
20分ほどマジ寝して少しすっきり、ようやくお弁当 @18:00
すかさずミーちゃん膝乗り
あらま先輩またモテモテ。日が暮れますよー
続いてココちゃんのお宅。[前回]
昼でも暗い納屋はさらに暗く。
ハクビシンの気配はなかった。猫の気配もなかった。
続いてちーむぎ&猫たくさんのお宅。[前回]
ちーちゃんお久しぶりー
ご存知ヤマパンは背中の毛がごっそり抜けてしまい、
福猫舎に保護され「醍醐」という猫になって本来の甘えっコの顔を取り戻した。
いっしょにいた猫たちへの伝染が心配だったけれど、
姿を現したコたちはみな元気そうだった(暗がりだけど)。
お隣のワンコのみなさん、モク(仮)。[前回]
林くん、安定の笑顔。
みなとてもおなかを空かせており、ヒト恋しがっており、
特に森くんは狂ったようにしがみついて来て写真撮れなかった。
はなちゃんは特に久しぶり
安定のむぎ
ここでは先輩が猫班
とっぷりと日も暮れ、銀河のような闇のたんぽぽ
犬も猫も落ち着き始めた
ちーちゃん
はなちゃん 暗闇では目が開くんだね
しばらく行っていない地域のことは、できるだけ考えないようにしている。
久しぶりに来ると、また毎回必ず来たくなる。
そうした場所が多すぎて、いずれにしても全部行くことはできない。
またね、元気でいてね。
ちと怖いけど、24時間使えるという神社のトイレに行ってみた。
電気はないけれどヘッドライトで十分。はースッキリ。
最後に、先週捕獲して一泊入院したマァマァことよし子さんの様子を見に。
マァマァいた!
メェメェも
ふたりともとてもおなかを空かせていた。
マァマァはパウチ3袋をたいらげ、普段はほとんど口をつけないメェメェも
ガツガツ食べていた。寄ってよかった。
他のコたちの分も追加で作って床下に入れておく。
いつから食べていないかはわからない。
今夜のメシがなかったら、次いつ食べられるかわからない。
いつ誰が来るのか、彼らは知らない。私たちにさえわからない。
こうして出会えたたいせつなひととき。
せめてこの一食のメシが、一夜の穏やかな眠りにつながることを、
獣に襲われず朝が迎えられることを、私たちは祈るしかできない。
私の膝に乗ってすぐさま座り込んだマァマァの体は
寒さに震えていた。
あさってオレ銀号が来るまでここにいようかな…
メェメェは車のヘッドライトの輪の中で、虫追いダンス
しがみつくマァマァを、ごめんねごめんねと引きはがし、
車に飛び乗る @20:15
出だし快調だったはずが、やはりの20軒…
今週もト根性でがんばったんだけどなぁ。
ト根性でもネ根性でもさほど変わらないのが珍妙な。
そして運転できない以上起きていても何の役にも立たないのだが、
さすがに今回はずいぶん何度も寝落ちてしまった。すません。
いつもはなるべく起きていていろんな話をしている。
いろんなと言っても我ながらアホかと思うくらいずっと村の話で、
時に破裂したくなる。
休みのない生活は長続きしませんよ、と日比さんからもご心配いただく。
年末に銀さんが旅立ち、今年になって1月の3週目から今まで
定休日は村にいるか、東京で仕事か。
給餌に出掛けられる唯一の日。一回分休んだところで治るものでもないし、
休んだところでたった一日、心は離れられないから、
だったら現地に行って猫たちと過ごしていたほうがいいのだ。
こんなこと長く続いてほしくないし写真展の第二弾もあってほしくないし
犬猫たちがあたりまえのように一日二食のメシを食べられ
私たちを必要としない日が一日も早く来てほしい。
その日まで、自分のほうが長く続かなくてはいけないことだけは確かだ。
先輩も疲れが溜まっているけれど先週よりはマシとのことで、
東京まであと一時間を残す友部SAまでがんばり、自分給餌&仮眠。
ついこの間まで昼が短いことを嘆いていて、給餌が長くできる分
いまは昼が長いことは助かる。最後だけ、朝が早いことが辛い。
夜明けの東京は雨。
店で次週分のドライを積み込んで解散。
空になった荷室の写真はへとへとで忘れた。ほとんど記憶がない。
先輩が無事帰るまでが遠足です。おつかれさまでした。
写真展が始まってから、ぎうぎうに仁義メシを積んで
のべ8台が出動したチーム銀次。
それでも運びきれぬほどのたくさんのお持ち寄りフードのご参加、
どうもありがとうございます。
一食のメシがつなぐ犬猫たちの生きる姿、彼らを取り巻く環境、
これを機に身近に感じていただけたらうれしいです。
ただいま @5:00AM
母からのメモには「うんち(特大)3つ、いい子でした」とあった。
留守番組、ありがとうございました。
今年になるまで日比さんにさえ知られておらず、
定期的なメシを待つこともなかった丘の上のさくら。
メシよりもまずハラを愛でられることを望むのは、今も変わらず。
皿にカリカリを盛って、私は床に頬杖をついてさくらと餌台に並ぶ。
一口ごとにさくらは、すぐ横にある私の頬に自分の顔をなすりつけ、
「うわぁ、うふぅ」と言う。
ヒトがいて、メシがあって、その毎日の繰り返しを
一口ごとに確認し、しあわせを噛み締めるかのように。
うわぁ ごはんだよ
うわぁ おいしいよ
うふぅ あんたが帰って来るとふたりになるね
うふぅ こんなに近くにいるね
うわぁ ごはんまだあるよ
うわぁ おいしいよ
Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』
ルートが変更になったので、日暮れまでどこ行こっかと考えて、
30分ほど移動して4軒並びの地域へ @17:00
冬から春にかけて大体ここから始めていたけれど、
最近は来ていなかった。最後に来たのは4月8日だ。
お祭りの疲れと体調不良が重なって、なんだかへとへと。
だいぶ空いた荷室に腰掛けますと、
なんですかハラにしがみつくこの生き物は…
ミーちゃんでしたー [前回]
真顔でしっかとつかまっちゃって、かわええのぅ
虫のせいか、毛もだいぶ抜けてしまって…
こうなっています。ハラあったけ〜 [撮影:猫撮る]
どこでも寝られるのは学生時代からの特技です
20分ほどマジ寝して少しすっきり、ようやくお弁当 @18:00
すかさずミーちゃん膝乗り
あらま先輩またモテモテ。日が暮れますよー
続いてココちゃんのお宅。[前回]
昼でも暗い納屋はさらに暗く。
ハクビシンの気配はなかった。猫の気配もなかった。
続いてちーむぎ&猫たくさんのお宅。[前回]
ちーちゃんお久しぶりー
ご存知ヤマパンは背中の毛がごっそり抜けてしまい、
福猫舎に保護され「醍醐」という猫になって本来の甘えっコの顔を取り戻した。
いっしょにいた猫たちへの伝染が心配だったけれど、
姿を現したコたちはみな元気そうだった(暗がりだけど)。
お隣のワンコのみなさん、モク(仮)。[前回]
林くん、安定の笑顔。
みなとてもおなかを空かせており、ヒト恋しがっており、
特に森くんは狂ったようにしがみついて来て写真撮れなかった。
はなちゃんは特に久しぶり
安定のむぎ
ここでは先輩が猫班
とっぷりと日も暮れ、銀河のような闇のたんぽぽ
犬も猫も落ち着き始めた
ちーちゃん
はなちゃん 暗闇では目が開くんだね
しばらく行っていない地域のことは、できるだけ考えないようにしている。
久しぶりに来ると、また毎回必ず来たくなる。
そうした場所が多すぎて、いずれにしても全部行くことはできない。
またね、元気でいてね。
ちと怖いけど、24時間使えるという神社のトイレに行ってみた。
電気はないけれどヘッドライトで十分。はースッキリ。
最後に、先週捕獲して一泊入院したマァマァことよし子さんの様子を見に。
マァマァいた!
メェメェも
ふたりともとてもおなかを空かせていた。
マァマァはパウチ3袋をたいらげ、普段はほとんど口をつけないメェメェも
ガツガツ食べていた。寄ってよかった。
他のコたちの分も追加で作って床下に入れておく。
いつから食べていないかはわからない。
今夜のメシがなかったら、次いつ食べられるかわからない。
いつ誰が来るのか、彼らは知らない。私たちにさえわからない。
こうして出会えたたいせつなひととき。
せめてこの一食のメシが、一夜の穏やかな眠りにつながることを、
獣に襲われず朝が迎えられることを、私たちは祈るしかできない。
私の膝に乗ってすぐさま座り込んだマァマァの体は
寒さに震えていた。
あさってオレ銀号が来るまでここにいようかな…
メェメェは車のヘッドライトの輪の中で、虫追いダンス
しがみつくマァマァを、ごめんねごめんねと引きはがし、
車に飛び乗る @20:15
出だし快調だったはずが、やはりの20軒…
今週もト根性でがんばったんだけどなぁ。
ト根性でもネ根性でもさほど変わらないのが珍妙な。
そして運転できない以上起きていても何の役にも立たないのだが、
さすがに今回はずいぶん何度も寝落ちてしまった。すません。
いつもはなるべく起きていていろんな話をしている。
いろんなと言っても我ながらアホかと思うくらいずっと村の話で、
時に破裂したくなる。
休みのない生活は長続きしませんよ、と日比さんからもご心配いただく。
年末に銀さんが旅立ち、今年になって1月の3週目から今まで
定休日は村にいるか、東京で仕事か。
給餌に出掛けられる唯一の日。一回分休んだところで治るものでもないし、
休んだところでたった一日、心は離れられないから、
だったら現地に行って猫たちと過ごしていたほうがいいのだ。
こんなこと長く続いてほしくないし写真展の第二弾もあってほしくないし
犬猫たちがあたりまえのように一日二食のメシを食べられ
私たちを必要としない日が一日も早く来てほしい。
その日まで、自分のほうが長く続かなくてはいけないことだけは確かだ。
先輩も疲れが溜まっているけれど先週よりはマシとのことで、
東京まであと一時間を残す友部SAまでがんばり、自分給餌&仮眠。
ついこの間まで昼が短いことを嘆いていて、給餌が長くできる分
いまは昼が長いことは助かる。最後だけ、朝が早いことが辛い。
夜明けの東京は雨。
店で次週分のドライを積み込んで解散。
空になった荷室の写真はへとへとで忘れた。ほとんど記憶がない。
先輩が無事帰るまでが遠足です。おつかれさまでした。
写真展が始まってから、ぎうぎうに仁義メシを積んで
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