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ブラシラブ

8月に入って本格的に毎日の習慣となったブラッシング。
今のところさくらはんの一番の楽しみなようです。
もともとなでられるのが好きだし、ブラシは生まれて今まで
やってもらったことがなかったんだろう。

帰宅してひとしきり再会を喜び合い、ごはん食べて、
さ、下僕もメシタイム、と支度を始める頃から視線が突き刺さる。
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ザ☆真顔
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どれも別の日だけど、全部同じ顔しとる。
どこまでーもまーがお〜
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あとで必ずやりますから〜と引き延ばしていると、
やがて責めるような視線に。
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見張られ〜て〜
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ちょっとでも立ち上がると、ついにか!とばかりに
「おぅふゎ〜〜〜〜ぁ」と絶叫して脱衣所に駆けて行くので、
結局根負けしてお風呂場へ。

さくらはんが自分から「もうけっこう」と言うことはないので
目安にしている「30分」も体内時計に刻まれて来た。
そろそろ気が遠くなって来る頃なのだ。
腕も鍛えられちゃうかもね。

8月中旬からは朝ブラシもプラスに… なぜだ?
そうだ、私がシャワーに入ろうとすると、お風呂場からいちばん遠い
窓際の朝寝場所から猛ダッシュでズンドコ駆けて来て、
私が慌てて締めようとするドアにズガーンとぶつかって、
それでもムリムリ入ろうとして、その姿があまりに不憫だったからだ…

寝過ごしてブラッシングなしと判明したときのショッボーーン顔。
寝過ごしたのはさくらはんですよーー
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朝のブラシ時間が短縮されたときのフッマーーン顔。
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手まくらと手ブラシで我慢してくだせえよ
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行って来まーすよー
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というわけで、夜はゆったりとブラシタイムを設けます。
待ちきれないさくらはんの歓喜歌謡と、お風呂場に入るときの音声。
※猫さんおられる方はイヤフォンでどぞ



お風呂椅子が気に入って住み始めた
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さくらのおうちはこんな感じー
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頭だけ隠してほか全部隠さずー
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ムハ、
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目が合います
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白玉が出たり引っ込んだりします、あやうく卒倒するじゃないか
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白玉ピョコピョコ大人気、動画でどぞ



中はどうなっているんでしょう、と覗いてみますと、
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しあわせそう… ご奉仕のやり甲斐があるってもんです。
写真でさくらはん若返って見える、って言われてたよー
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毎日計1時間近くブラシしていれば、ブラシに付くムダ毛もほとんどない。
これならリビングでやってもよいのだけど、区切りがなくなる。

しかしお風呂場サロンの問題として、
タイルに座って尻が痛い。オレしっぽあるから。
かがむ体勢も辛い。スマホもテレビもない家のお風呂場では、
「ながらブラシ」ができない。
さくらはんのハラ毛は例えようもなくほわほわで美しいのだけど、
背中の毛はけっこうバリバリと硬く、束になっていたりもする。
逆毛にしてみたり戻してみたり、いろいろやっているうちに
根を詰めてしまい、30分もひたすらかがんでいると、顔を上げたとき
立ちくらみどころか脳の血管がビッキーンと音を立てる。
あぶないあぶないかもー

というわけで、下僕はお風呂イスに座らせていただきたく、
さくらはんには膝(正確には腿と言う?)に乗っていただきたく。
そうすればそれほどかがまずにすむし、もっとラブラブな感じだし、
胸毛もとかせるし、「膝乗り=大好きなブラシ」と覚えてくれたら
そのうち自ら膝に乗ってくれるんじゃないかというたくらみ付き。
(さくらはんは膝乗りも抱っこも断固拒否派)

しかしそうはうまくいきません。乗っているのは最初の1分ほど。
さくらはんは冷たいタイルの床がお好みのようで。
普段も部屋でクッションも綿入れも毛布も何も使わず床に直が好きだもんね…

今週からぐっと気温が下がったけど、ちょっと待てよ、
冬なんていちばん寒い部屋じゃんココ。
床が濡れちゃうからお湯であっためたりできないじゃん…

そんなの知ったこっちゃぁねえさくらはんは、
今夜もおうちでお待ちかね!
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ブラシも好きすぎて、ついガジガジ。
それじゃぁブラシ使えないんですよー
ま、3本あるけどね。「つや出しブラシ」とかも買っちゃって。
なでたら魔法のようにつるぴかになるのかと思ったけど、違うのね。
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後ろあたまをズィーとひっぱってるときの顔が好き
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そしていっしょにふくふくベッドに入り、
その4時間後、激しい発作の音で目が覚める。
52日ぶりの発作 @8月26日 10:00AM
息を求める鼻が前に伸びている。
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定休日だったので、顔だけ洗ってそのまま病院へピュー
発作がひどいのでネブライザー預かりの前に診察を、とのことで待合室でしばし待つ。
あまりの音に、となりにいたおばさまが心配してキャリーを覗き込み、
「きれいなコね、かわいそうに、苦しくないように、楽になりますように」
と何度も何度も繰り返し声をかけてくださっていた。

点眼点鼻、ステロイド注射。
それでも治まらず、そのままネブライザー室にお預け。
がんばるだよ、さくらはん。


終わりましたと連絡があり17時に病院へ。
いつもと違い、全然治まっていなかった。
こんな状態で帰ったことないし、帰っても苦しいままだ。
さらに時間を空けて点眼点鼻、温湿布、注射4種類。
15分くらい様子を見て、と待合室で待っていると、
やがてくしゃみが連続で出て、白い泡のような浮腫がズビーッと飛び出し
ダラーーンと鼻からぶら下がった。
これが詰まっていたらどんだけ苦しいか。
しかもこんなに薬入れないと出せないのか…
かわいそうだけど、さくらは薬ナシで暮らすのは難しいのかもしれない。
楽になってさくらはんはケージの中でぺろぺろと身繕いを始め、
その姿を見て先生方もほっと安堵。


ようやく19時に帰宅。
いつもより弱っていたからか、トライ五日目にしてようやく
最後まで膝抱っこでブラシを受けてくれた。
さくらはんには尻を私に向け、膝につかまってお座りいただく。
右手でブラシをかけ、左手はあご下から首のあたりに添えておく。
呼吸器の不具合のせいか、さくらはんの喉はゴロゴロが鳴らない。
丘の上にいた頃からそうで、日比さんはさくらのヒューヒュー音を
ゴロゴロの変型か?と言っておられた。それも間違いではなく、
興奮するとヒューヒューズビズビ音は高まるのだ。
ふたりで座ってただひたすらにブラシをかけていると、首に当てた指の先に
コロコロコロコロ微かに転がっている喉の震えが伝わる。
静かでしあわせな時間。
寒いが。


翌日も念のためネブライザー@病院。
19時に迎えに行き、二日間の辛い記憶を忘れていただくため、サロン臨時営業。
さくらはん、思いがけずお風呂場のドアが開いて夢のように喜んでおられた。
椅子に座ってると下からこんな写真も撮れる。ニッコニコだ。
爪も切れるし、また毎日飲むことになった抗ヒスタミンシロップも
このまま飲ませられるんじゃないかな。
イヤなことを帳消しにしてくれるブラッシング、さくらの最強の味方だ。
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店に戻らなきゃならんので私は裸じゃないですョ。
あっふ〜〜ん
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ブラシが必要なのは飼い主のヘアではないのか
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後ろあたまズィー
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by ginji_asakusa | 2014-08-28 15:54 | 日常 | Comments(6)

じたばた

グッ玉遊びがさくらさんに大好評で三日目、土曜の明け方のこと。
5分で遊ぶのを止めたら抗議行動で椅子を占拠。
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移動して、猫じゃらしがしまってある引き出しの下で座り込み。
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なんとかなだめていっしょにベッドで寝たのが5時。
そして2時間後、さくらさんの発作のゼコゼコ音で目が覚めた。
通らない鼻で一生懸命息を吸おうとして鼻が伸びる顔。
吸えないので口呼吸になる。
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喘息発作ってどんなの、という参考に、6月に撮った動画です。
見るの辛い感じなのでリンクにしておきます。[こちら
私も、発作が始まった頃に「これいったい何なの」とネットで探し、
似たような動画を見つけて喘息なんだとわかったのです。

ここまでなってしまうと自宅ではどうしようもないので
またまた朝一病院…
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病院で、暴れるけれど絶対爪を出さないさくらさんを、先生が
「さくらにゃんはほんとうにけなげな子」と言ってくれる。
看護士さんたちも「やさしい、いい子」「ほんとうにきれいな色」
と言ってくれる。
優しくて美しいさくらは、放射能が降り積もり
ヒトが住めなくなった丘の上で三年間暮らしていた。
事故前の豊かな大自然を想うほどに、
さくらをこの病気に閉じ込めたくないという気持ちになる。
さくらの強さとしなやかさを、奪ってしまいたくない。

ネブライザーの予約が他に入っていなかったのでさくらを預け
店へ向かう途中、ほおずき市の骨組みに結ばれたピンクの布が
除染の目印に見えた。
賑わう境内で、そんな光景にブルルとしているのはたぶん私だけだろう。
東京がそうなってもおかしくない。
除染対象となるのは地上50cm〜1mで0.23μSv/h以上の地域。
そのくらいの汚染は、東京のあちこちにあるだろうから。
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おかえりー がんばったね @15:30
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ストレス発散
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えっさえっさ
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オイサオイサ
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ウキーー
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行っちゃうの、という顔
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玄関まで追うことは滅多にないのだけど
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その夜。
ポララミンという、名前だけかわいい薬を始める。
アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン剤。
舐めるとしっかり甘い。小さいヒト用なのかな、猫にこの甘さは必要なのか。
5mm、けっこうな量。5回に分けてプッシュ。
もちろんイヤがって暴れるのでお互いべとべとになりながら。
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さくらさんはべとべと甘々が点鼻よりもイヤだったらしく、
それでも「怒る」ことがないのでそれはもう悲しそうに
私を避けてあちこちに潜り、風呂場のカーテンの向こうへ消えて行った。
「あなたのためなのよ…」と思えたならまだいいけれど、
自分がその確信を持てていないというのがいちばん辛いところ。

はたして鼻のズコズコは直ちに止まった。こ、怖いな…
抗ヒスタミン剤が効くってことは…やはりアレルギーなのか。
そしてヒトなら服用後の運転などは禁止されるほどの副作用の眠気。
猫にも効くようで、トイレのドアを塞いで寝てしまった。
これまでこんなところで眠ったことない。てかトイレ行きたい…
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薬の濃度や量は合ってただろうか、これでほんとうによかったのかと心配になり、
体のあちこちを触ったり撫でたり揺さぶったり。それでもさくらさんは起きない。
そんなこと思ってもしかたないのに、結局やるのに、割り切れない。
つくづく私には向いていないんだなー…
自分の手で少しでも楽にしてあげられたらどんなにかいいのに。無力だ。

脱力しているさくらさんを抱っこしてベッドに移動、
いつもは私が起きるともういないのに、同じ場所でまだ寝ていた。
いちおうごはんはカリポリと少し食べて、テーブルの下へ。
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私が家を出るまではたいがいまったりしてるけど、
いつものさくらさんとなんか違う。生気がない感じだった。
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12時間経っていないし、これ以上薬を入れる気になれなかった。
先生の言う通りになかなかできず、薬も無駄になることが多いけれど、
状態を見つつ、薬で支配しすぎないようにしたい。
生きるチカラの底上げをしたい。

と言いつつ、今週は大学病院での検査。
鼻に問題が見つからなかったら、本格的にアレルギーと向き合うことにする。

病気の記録は楽しいものではなく、泣き言も出てはじたばたします。
不要な方、不快な方には読み飛ばしていただければ。
闘病がネガティブなものであると思われては残念で、
私のような非科学妄想班の素人がどのように選択し、どのような結果に至るか、
そのなかで必ずや輝いて見えて来るのが、猫たちの生きるチカラだと思うのです。
そしてじたばたしながら少なからずヒトも成長していきます。
その記録が自分にとっても必要であり、そのじたばたが誰かの励みにもなればと
(下を見て…、という意味で)。
生きるチカラは獣医さんの見立てや通説を軽々と超えていきます。
れんちゃんとの15年間の闘病がそれを教えてくれました。
なので私がその時々でじたばたくよくよしていても、どうかご心配なさらずに。
いつものアレねと笑ってくだされ。



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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-07-07 04:55 | 生きるチカラ | Comments(6)

ボッキリ…

お暑うございます、さくらさん。
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すずのすけ保護から六日目、月曜日。
保護した日に基礎検査で近所の病院へ行ったのだが、
足の件もあり診察内容に納得がいかず、さくらさんと同じ病院へ。
関節がズレたまま放置して後遺症が残ってもよくないし。

体重2.78kg。160g減ってしまった…
体温38.8℃。高いとは言えないそうだ。
貧血の値は「騒ぐほどのことではない」 ほえー
病院によっても機械によっても、しきい値って違うんだよね。
だからセカンドオピニオンといっても難しいな、
たとえば先に「たいしたことない」と言われ
次に「深刻です」と言われたら、どうしたものか。
信頼できる一本筋を持つしかない。
現在さくらさんと通っている病院は時間はかかるけれど丁寧で信頼でき、
心の支えになっている。


レントゲンの結果、骨が成長段階であることが見られる。
よって「生後約6ヶ月」の見立ては変わらず。
これにてすずの誕生日は銀次親分お命日と同じ日とします。覚えやすい。

先生は体を見た瞬間に「む、胴が短いな、腰椎足りないかも」と言った。
その通り、腰椎が6本しかなかった。本来は7本。先天性の奇形。
便秘からの巨大結腸症に要注意。繊維の多いフード、緩下剤の使用など。
小肝症:肝臓が小さい。どうしようもない。

そしてなんと、右後ろ足はボッキリ斜骨折(重症!)、骨盤は骨折ナシ。
「いつ」とまでは特定できない。
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みごとに割れてるじゃないですか… ((( ;゚Д゚)))
まったく痛がらないので捻挫くらいかと思っていたけれど、
さすがにここまで折るのに人力は無理なので
恐らく車か自転車に轢かれたであろう、とのこと。
PAに自転車はいないので車しかない。

初診の際(保護日の別の病院)、触診で異常に気づかず
採血のため保定した際引っぱるなどして腫れ始めたのだろう。
「気づかないとかありえるんですか!」と言ったら先生
「気づいてほしかったねぇ」と苦笑。

体重が軽いため骨折していても痛みはそれほどないそうだ。
こんなに折れていて、ウソみたい!
カルシウムや筋肉組織が周辺に巻き付いて、
レントゲンでも結合が見えるようになるまでは数ヶ月かかる。
割れた骨の先が皮膚を突き破る開放骨折になれば足切断しかない場合も。

よって要安静、二ヶ月間の歩行禁止、要ケージレスト、ヒーー!!
散々歩かせて階段まで昇り降りしちゃったじゃないか!
癒しは必要だろうから抱っこはしてあげてよい、とのこと…

風邪のほうは点眼点鼻を続け、止めてからしばらく
くしゃみ鼻水が出なくなれば治ったことに。
それまではさくらと接触を避ける。去勢手術も風邪が治ってから。

というわけで、風邪が先に治っても歩行禁止なので、
少なくとも二ヶ月はさくらと会わせられないことに…
自宅でさくら:自由、すず:ケージじゃ、よけいかわいそうだもの。
にゃふん…


レントゲンがんばっておつかれヒの字すず。
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レントゲンのときカラー着けられたけどシャーも噛もうともしなかったって。
さくらと同じでイヤがって暴れるだけ。えらいね。
こんなちっこいきみが車に轢かれるなんてね。
轢いても放っておくなんてね。小さすぎて見えなかったのかね。
そもそも車しか来ない場所で、みんなして轢かれるまで放っておくなんてね。
痛かったろうね、よくがんばって生きたね、よく私たちを捕まえてくれたね。
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遊びたい盛りにかわいそうだけど、足が無事治るまでいっしょにがんばろうね。
歩けないけど、抱っこはたくさんしてあげるから。

出せー出せー
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ごめんよぅ…
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なんとか二ヶ月の半分くらいで治ってほしい。
蔵の中はパワースポットだから治りが早いかも、と
ナオトさんに手伝ってもらってケージを再び蔵に移す。
ニョビー
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その夜のさくらはん。
さくらさんが床と家具の隙間にわざとシュートしたランプボールは
今日までに10個発見された。
1時間でも追い回してゼコゼコなってしまうので全部引き出しにしまい、
探しても見つからず体をもてあましたさくらさんはあちこち飛び乗って
様々にいたずらをするようになった。いいけど…おだいじにね。
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毎晩「もうすぐすずが来るよ〜」と話していて
とても楽しみにしていたさくらさん。いっしょに遊べたら楽しいよね。
でもしばらく会えなくなってしまったの、ごめんね…
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さくらさんもいろんな表情をするけれど、この顔 ↑ が
いちばんさくらさんらしいなぁと思う。

おやすみ… 今日は枕に来ないの
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おはよー @火曜日(定休日)
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今日はさくらを大学病院にと思っていたけれど、
予約が取れていないことが前日にわかり、なら村に行こうかと思ったけど
留守番組おらず、村へは猫撮る先輩が単独で向かった。

子分のある方が、こんなことを伝えてくだすった。
銀さんが旅立ってから、がむしゃらに突っ走って来た泉さんは
悲しすぎて銀さんの声をうまく聞き取れていなかったのかもしれない。
一週お休みして、立ち止まって、静かになって、
それでやっと銀さんの声をキャッチできて、
だからすずと出会えたんじゃないか、って。
銀さん、ホッとしてると思います、って。

うん、ほんとに、そうなのかもしれないなぁ、と涙が出た。
さくらのことでも、何があろうと三年間を取り戻すつもりで
気負っていたし、改善してあげられずプレッシャーでジタバタしてしまう。
これ以上家族を増やすことでのポジティブなイメージは
まったく持っていなかった。
突然現れたこんな小さなコから体当たりで教わるなんてね。


夕方、さくらとすずの新しい門出を祝して
なまはげのごとく猫吸い妖怪が登場。
さっそく吸われすず。
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吸われ後の放心w
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なまはげなんて失礼ですね、まるで猫専用の天女のようでしたよ。
尻からも吸う。
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ご満悦のすずのすけ、手のひらふみふみ
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歩行禁止なので抱っこで時間を稼ぐけど、
ケージに閉じ込められてさえいなければこうして横になっているか
身繕いしていて、ケージの中にいるのと動作はそれほど変わらない。
探検は、足がくっついてからね。

オ、貧血で真っ白だった肉球がピンクに!さっそくご利益が!
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ゴンちゃんにご挨拶して、
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浅草神社に夏詣(なつもうで)。
今年の後半も猫ヒトみな元気で過ごせますように。
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夏越の大祓、一日遅れたけど茅の輪くぐり。
2以上数を数えられないので回りすぎたようです。
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さくらはん、一名までなら来客オケー @自宅
それにしてもいきなり寝っ転がるヒトばっかりだな
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しかし、抱っこがきらいなさくらさんは
猫吸い儀式にドン引きw
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戸惑いを隠せないさくらはんの泳ぐ目w
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デカいw
鼻づまりもゼコゼコも、ぜーんぶ吸ってもらうといいよ、
寿命が伸びるからね
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ボールだといつまでも遊んでしまうから、猫じゃらしにしたよ
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吸ってるだけではなくてですね、動物たちのこと、いろいろ話しました。
ほんとにねぇ、犬も猫もこれだけ捨てられてて殺されてて、
買ってるヒマなんてないんだから!
様々な角度からの啓蒙活動、これからもがんばっていきましょう。
9月に渋谷公会堂で開催されるミグノンプランの大イベント、
詳細は[こちら

猫吸いさん送ってエフに戻り、退屈なすずくんにお付き合い。
銀さんとれんちゃんもそうで、猫が二カ所にいると休みの日にこうなる。
どちらのそばにもいてあげたいけど。
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帰り道に自分給餌
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路地裏でチビに似た大きな黒猫と会った。
休みの日、日が暮れ始めるといちばん強く感じる。
あぁ日が暮れる、今日も同じ一日という時間があの村には流れたのだ。
私はなぜかここにいて、そのほうが違和感を感じる。
離れているときほど、村の猫たちのことばかりを想う。
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ただいまー  ぬ、
三段の本棚の二段目だけ崩落してますけど…
何がしたかったのかな?
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いいけど…
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すずが治るまで二ヶ月っていうと、ちょうど夏休みの前までか。
夏の間は大きなミッションもあるし、それまでふたりでがんばりましょ。
さくらさんもお元気でいてくだされよ。
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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-07-02 21:55 | 日常 | Comments(7)

どんなコ

保護当日の夕方、さくらさんとは別の近所の病院へ。
とりあえず基礎検査と虫下しじゃ。
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がんばってくだされ
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爪も切ってもらった
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体重2.94kg。
年齢は、今後成長するようなら現在成長期で6ヶ月くらい。
このままのサイズであれば成長期すぎで1〜2歳、5歳以下。
歯が欠けている。検便の結果、回虫ナシ(意外)。
風邪による目やにと鼻水。

FIV、FeLV陰性。潜伏期間があるので一ヶ月後に再検査。
病気で捨てられたわけではなさそう。
血液検査の結果、問題は貧血(HCT低い)。そのため肉球が白い。
改善するか、一ヶ月様子を見てからの去勢手術。
年齢の割に腎臓のCREが高いが改善可能な範囲。
きっとPAでヒトメシだけを食べていたのだろう。
貧血はタマネギ中毒の可能性も。おしっこの色が茶色かったら注意。
ノミ駆除薬投与、2時間で効果が出るという飲み薬。
諸々の結果から遺棄直後ではなくしばらく外で暮らしていたと思われる。


ちかれたー
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ヒの字寝
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ヒゲがチリチリなのは栄養不良か薮の中にいたなど、
いいサインではないとのこと。
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ちっこもトイレでできるじょあたぼう
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ノミの死体がバラバラ落ちて来るのでケージから出さず。
今夜も蔵でゆっくりおやすみ。
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その夜、自宅ではさくらさんとネブライザー。
さくらさんが馬鹿力で蓋を突き破るので、箱の上に腹這いになって
押さえているという馬鹿馬鹿しさ。屈強な箱を使おう…
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がんばって二回やったのにまたまた処置中に発作が起き、
またまた徹夜で朝一の病院へ。
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ステロイドをドバドバ点眼点鼻でようやく治まる。
診察台の上でくつろぐさくらさん。おつかれさまね。
今日はいまネブライザーやったばかりだからいっしょに帰るよ。
ってことはやっぱり、自宅で点鼻できれば駆け込まなくてよくなるのかも。
あと、ボックスの穴はやはりてっぺんに開けるべきだそうだよ orz
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自宅でのネブライザーのやり方が悪くて
予防になっていないということですか?と質問。
前回も今回も、噴霧の二回目からさくらの鼻の中身は
溶けてゆるくなるようなのだが鼻から垂れ出ることもくしゃみも出ず、
むしろズゴッと詰まってそれが発作につながっていくのだ。
あくまで、私にそう見えているというイメージの話だけれど。
「普通は溶ければ楽になるわけなんだけど…」と先生。
実際、ネブライザーの効果が長持ちしないことから
根本的な鼻の問題も疑われ、大学病院での内視鏡検査と手術を勧められる。
ポリープがあれば簡単に取れるし、部分的に狭いところがあれば
バルーンで拡張するなどの方法があるという。
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とはいえ点鼻で改善しているので、アレルギー性喘息の線も
捨てきれないとのことだけど、鼻の検査だけでもしてみようと思う。
顔や頭を切り開いての大手術や、治療方法がないのにMRIでの検査や、
放射線治療などは(自分にも)しない方針だけれど、
比較的簡単な手術で鼻づまりが治ったりだいぶ改善されるならやってあげたい。

落ち着いたかな…
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徹夜の勢いでそのままアロハ食堂(CROSSROAD CAFE)に行って
にゃんバーガーをがっつり食べる。
うむ、まさにいま食べたい味であった。
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エフに着くとハワイから5万人目の子分の T.T.さんが
二歳になったサジちゃんと共にいらしていた。
海の向こうで銀さんの弔いをしてくだすったTさん、
あのときは花園のサバ猫さんの版画をいただいた。
「ハグしよう」と腕を広げるTさん。
日本には習慣がないけど、ハグは好きだよ。
安心するし、伝わるもの。
前回はずっとお昼寝していたサジちゃん、
すっかり英語を話す女のコになっておられかわいかったー
なんで写真がないんダー

飛行機の時間でお二人はお帰りになり、とおみを初めてケージから出し、
シーツを敷いてノミ取り櫛をかける。100匹以上が落ちて来た(数えたゼ)。
おまえら喰いすぎ。そら貧血にもなるわ。
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ていうか…
風太以来のひざ乗り猫を、オレは里子に出せるのか?
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と半笑いしていると、とおみは私の胸をよじ登り、
まっつぐに目を見つめてニャーニャーと一生懸命話しかけてくる。
「よそに出さねえでくだせえ、
 おら銀次親分から言われたとおりにがんばりますから」
なーんてね。

とおみを拾った帰り道からずっと考えてる。
さくらみたいに手放されてゆくコたちや、
続々生まれている子猫たちのこと。
白血病かもしれない、もらわれにくそうなあのコのこと。
いまの私はさくらの発作だけでいっぱいいっぱいだ。
さくらの看病と同時に、隔離しながら、
重病のコを迎えることはできるか。
経済的にも。村に通いながらも。
村にいる行き場のないコのために席を空けておきたい気持ち。
村以外どこでも、処分場にも、エフの周りにもいる、たくさんの野良猫たち。
村とエフの中間で、こうして拾ってしまったコ。
里子に出す労力、自分のコにする責任。
いつだって猫は、斯くも突然にやって来る。


続いてアメリカからアリちゃん一家がご来店。
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「Tommy!なんてかわいいの!捨てられたなんてヒドイ、かわいそう!」
と一目惚れしてしまったアリちゃん。
「世界でいちばんかわいい!私が連れて帰って飼う!」
ってきみアメリカから来てるからね、
アメリカのシェルターにいるコをしあわせにしてあげてくださいな。

「あたし大きくなったら動物のお医者さんになるから、
だってあなたみたいなコたちがかわいそうだもの」と握手。
おぉすばらしい、ぜひ。
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すっかりとおみが気に入ってしまったアリちゃん、
母さんたちがデパアトに買い物に行くのにも着いて行かず
ずっととおみを抱いて蔵で過ごした。
とおみが手をふみふみするのをなんで?と訊かれたので
「お母さんがいなくなっちゃってさみしいんだよ」と答えると、
「もしもあたしのお母さんがもう迎えに来なかったら…
(ニヤリ)あたしここで暮らす!」 そ、そうかい前向きだねw

母さんたち帰って来ても「イヤ、帰らない、あたしここに住む!」と
とおみを抱いて座り込むアリちゃんを、オトナ6人がかりでなだめすかす。
母さんは「また明日、」と言い、小声で「以降ね」と付け加えw
ようやくアリちゃんは靴を履いた。
2歳の弟アンディも覗きに来たけどとおみは全然怖がらなかった。

でもやっぱちかれたー
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起きまして、初めて歩く。
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歩いてみたら、三本足だった。右後ろ足を床に着けていない。
三本足か… も、もらわれにくそうだな…?
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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-07-01 01:01 | 日常 | Comments(2)

初☆ネブ 2

さくらさん、お話が…
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自宅ネブライザー二日目です。
今夜は小さいキャリーケースでやってみようと思います。
狭いほうが落ち着いてできるかなと思って。
「エーー」
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銀さん詣りのお客さまがバーで声を掛けてくださり、
うちのコもネブライザーやってるんです、とボックスの霧の中の
猫さんの写真を見せてくだすった。
最初の頃はいやがったけれど、慣れたら調子よくなることもわかり、
今では蓋をロックしなくても20分は入っていられるとのこと。
わー心強いな、がんばります、と思えた。

キャリーをビニール袋で包んで、こうなります…
今日はステロイド入り。
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ごめんね…
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15分のタイマースタート。
お互い姿が見えず、前日より絶叫も少ない。
それでもさくらさんは悲しい声で時々鳴き、扉とホースをバキバキと引っ掻く。
福島から連れて来たときを思い出すなぁ。
でもさすがにキャリーケースからは出られません。
前日よりとても軽い気持ちで15分を終えることができたホ。

ネブ仲間のお客さまは、終わると必ず猫さんにおやつをあげているそうで、
さくらさんの大好物はまだわからないのだけど、
あやこ隊長からいただいてたフリーズドライささみを進呈。
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興味ゼロ…

しかし元気になったようで、走る走る、
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サッカーサッカー
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走る走る!走りすぎ!!
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あぁよかった〜〜と安堵し机に向かうと、さくらさんも椅子に飛び乗り
私によっかかって身繕いを始めた。
すると突然、さくらの鼻がズゴッッと詰まり、
みるみる口呼吸になったと思うとケ、ケ、ケ、とまた
痙攣のような発作が… @4:00AM
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なんで…
走ったから? それともやっぱり自分の毛?
薬が半端に効いて溶けかかった浮腫が詰まった?(非科学妄想)
突然そうなる原因がわからない。
どんどんひどくなる発作は止まる気配もない。
いつも、このまま死んでしまうのかと思う。
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今日も吸入一回だけにしようと思ったけど
まだ薬を捨てていなくてよかった。
残りの薬剤で1時間ごとに二回目、三回目。
それでも発作は収まらなかった。
9時に病院開くまでがんばろねさくら…
でも病院でも同じ機械で同じことやるわけだよ…
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治療中に発作が止まらないなんて、どうしたらいいんだろ…
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何度目かの、さくらさんと発作と徹夜。
猫って辛いときは距離を取るからヒトはせつない。
でも枕もと。いっしょにがんばるよ、何もしてあげられないけど…
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9時に病院へ。
三人掛かりでステロイドを点眼点鼻。

二日連続の自宅吸入の様子を報告すると、
小さいキャリーでやるのはあまりよくない、と先生。
霧を閉じ込める箱は小さいと効率が悪く、
たとえば狭い中でホースの先に尻を向けていたら尻が濡れ続けるだけで
うまく充満しない。できるだけ大きいケースがよい、とのこと。
そうかー… 狭いほうがよく溜まるような気がしたけど違うんだ。

しかもこの季節、閉じ込めたケージ内は相当な暑さになるので
凍らせたペットボトルなどで内部を冷やす必要があると。
うわ、考えてなかた!アホだろ危険だろ!
そういえばれんちゃんが危篤になって自宅に酸素室を導入したときも
七夕頃で暑く、温度計も付けて天板に保冷剤を置いていたのだった。

時間を空けながら何度も点鼻して、ようやく浮腫が治まってきた。
ズコーズコー…
暴れて先生の手を流血させてしまい、爪も切っていただいた。
だいぶ落ち着いて来たさくらさんは、先生が高栄養の療法食を
小皿に盛ってくださると二皿分食べた。
「猫がごはん食べてるとこ見てるのっていいよね」と先生。
うん、病気のコならなおさら。よかった。

ついさっきまで自宅で吸入していたつもりだったけれど
うまくできていなかったことを考慮して、そのまま病院に預け、
再度ネブライジングしていただくことに。
飛び入りなので、予約のコたちが終わるまでできません。
はぁさくらさんごめんね、がんばって…


一人帰宅 @10:30
さくらがいない内に、リビングに敷いていたほかほかカーペットと
ゴザを撤去し、濡れ拭き10回。
晶子さんから借りた布団のダニ取り掃除機も使ってみたオエー
もっともっといろいろ捨てなくてはならないかな。
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病院から終わったと連絡が来て、すぐにお迎えに @19:00
4回分の自宅用薬剤もいただき、引き続きがんばる。
預けてやってもらうのと薬剤だけ買うのでは料金が倍違う。
(本来なら機械を買うか借りる料金もかかる)
けれど自宅では私がいる時間よりいない時間のほうが長い暮らしで
毎日3時間も箱詰めにされるのはどうにもさくらがかわいそう。
どうしてもできません、と相談すると、以下のように習った。

猫は比較的ステロイドの影響を受けにくい動物とされる。
霧状にすれば副作用もないとされる。
それでもやはり強い薬なので慎重に扱う。
そのため病院では15分噴霧45分静置を3回繰り返す3時間コースで、
最後の1回にだけステロイドを入れる。
自宅で1回(1時間)しかできないなら、ステロイドは二日に一度にするなど。

ふむ。それが上手にできるようになったら
通院は週一回でもいいかもしれないな。
深夜の大発作に備えて薬剤の在庫が常に自宅にあるといい。
人間も使うような即効性のある薬もあるといいけどな…
でもほんとうは、できるだけ薬に頼りたくない。


帰宅して、10時間ぶりの自由を満喫
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転がる!
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飛ぶ!
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あのねぇさくらさん…野でたくましく生き抜いて来たさくらさんには
たいへん言いづらいですが、もうちょっと抑えていただかないと…
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床のマットをなくしましたよ、どですか
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グッ
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私も成人してから猫喘息になって、治らないと言われたけど数年で治った。
発作が出れば病院に行くくらいでそれ以外は特に予防も通院もしなかった。
さくらにもそんな日が来るといいな。

まぁのんびりしててくだせぇ、と一旦エフに戻り、深夜に再びの帰宅。
元気に玄関まで迎えてくれ、鼻も鳴らず、楽そうだった。
メシよりゴロスリハラモフ、それは丘の上にいたときと変わらない。
さくらといっしょに床に転がってみた。
美しい野山で育ったさくらを薬漬けにするのはとても辛い。
悔しい、悲しい、涙がとまらなくなった。
さくらは私の手を自分に引き寄せ、抱きしめて舐めてくれた。
そして「うれしいよ、うれしいよ」と体いっぱいで伝えてくれた。



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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-06-21 22:11 | 日常 | Comments(5)

初☆ネブ 1

喘息のためネブライジング治療が必要になったさくらさん。
通院は週二回だけれど自宅で毎日の吸入が推奨されている。
給餌活動を通して知り合ったある方を通して、
現在使っていない超音波ネブライザーを貸していただけることになった。
肺気腫と闘った猫さんとの経験談や頼もしいアドバイス付きで。
ありがとうございます、心強い。

それにしてもれんちゃんも風太も銀さんもさくらも
全部違う病気だから、毎回イチから勉強。
しかもオレ非科学班なのでまったく頭に入らず身に付かない。
今回も病院で機材の使い方を習うとき、説明を動画に撮らせていただき
看護士さんが「撮るほどのことでもw」と笑っておられた。
いえもう驚くほど覚えが悪いもんで…
でもね、銀さんの補液セッティングだって、そのうち
おしゃべりしながらでもすらら〜っとできるようになったしね。

ここで振り返ってみましょう、銀次親分の初点滴[こちら
笑えます。[2013.3.2]


仁義メシお届け月間が終わり、1月下旬ぶりの休みの日は
家から一歩も出ずさくらと寝て過ごしてしまったもんで、
水曜の帰り道、24h営業の安売り店でPP衣装ケースとハンダごてを買う。
ケースは大きいのが500円で売っていて、ていうか
もっとがっしりしたのがほしかったけどそれしかなかった。

まずは適当に穴開け。
こんな道具も初めて使いますよ、でもこれから
村の給餌ボックスの穴開けも挑戦するので練習じゃ。
「ハンダ付け以外に使わないでください」って書いてあるけど
穴開けに使っていいのかな… プラッチック溶けたら有毒だよね…
と丑三つ時の薄暗い室内の換気扇の下でぷるぷる腕を震わし…

我ながらヒドイ… ためらい傷もw
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しかしこれが適当だったのにホースのサイズにぴたーり。
さぁさくらさん、薬を調合するから待ってておくんなー
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またそれで遊んで…
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リボンもズタズタだね、飽きないね
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さくらさんそろそろ…
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あ、呼んでないけどヒョイと飛び乗り椅子九割占拠。
いいけど… じゃあオレも心を鎮めるため丑三つそうめん。
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ハァ、ハラにしがみつくさくらさんを三時間も箱に閉じ込めるだなんて…
でも点滴針を刺すよりはきっとマシなはずはず。
途中でくじけそうなので、ツイッタで中継することにしましたよ。
誰も見てなくてもなんとなく、一段階ずつ進める気がしたのだ。

薬剤をセットします。
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と思ったら、病院からいただいたメモをエフに忘れてまして、orz
ナオトさんに写真で撮って送ってもらいました。
今日は初めてで一瞬たりともできないかもしれないので、
ステロイド以外の5種類を入れます。
こんな名前も、補液のときみたいにそのうち覚えちゃうのかな。
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不穏な空気を察し始めたさくらさん
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二種類の薬をシリンジに吸い取ったところで、
あ、そうだ電源、とコンセントを出してみますと、
ガーーーン
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アースが付いているので専用の差し込み口を用意、と言われていたのに
PCに付いてるような緑のひょろっとしたやつだと思い込み、
それなら床にたらしておけば平気だよーとみんなも言うもんで
電気屋さんに行ってなかった。
こんな口は、家中どこにもありませーん orz
すでに薬剤も開けてしまったのに、そもそも病院からのメモにも
手順の最初に「機械のセット」とあるのに、
電源という出だしでくじけるとは!(オレらしいゼ、ふ)

とツイッタで嘆いていますと、中継を見ていてくれたあやこ隊長が
三つ又とかないの、と。

あった… なんとか… よかた…
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その頃さくらさんは、退屈ー
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あぁいやだいやだやりたくない。
でも意を決して、ボックスにイン、ロックをガチャ。
ていうか穴はてっぺんに開ければよかったのかな?
なぜそこ(底)にしたのかな? なんも考えていません。
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噴霧スイッチオン。
さすが安物ボックス、大型屈強女子さくらさんの全力抵抗を前にして
まるでお持ち帰りの焼きそばのパックみたいにメキメキバキバキ
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割れました… しかたなく、蓋の上に重しとして座ってみるも、
それまた割れそう。

霧が充満して来た。わわーコワイ…
さくらさん、急にアヘくた〜〜となる。だだだだいじょうぶ?!
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う、う、これでいいのだろうか…
薬の量は間違ってないはずだけど、モクモクすぎるかな…
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絶叫とともに霧に包まれ消えてゆくさくらさん…
ちなみに午前4時。
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水分で箱の中が滑るからこうなる。でろーん
見たまんま気持ちよく過ごしてくれてたらいいのだけど、
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さくらさんにとっては私にこんなことされてトンデモ事態なわけで。
壁を引っかいて絶叫されるとまるでガス室に入れたみたいな気持ちになる。
見ていたくないけど、様子がわからないのも心配で、
あぁもうオレが吐きそう。
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15分のタイマーと同時についに蓋の隙間から飛び出した。
私も耐えきれず押さえる手を緩めたのだ。
ほんとはその後45分静置しなくちゃいけない。
薬は三回分(計三時間)だから、残りは無駄になってしまうけど、
少しずつできるところまでやって慣らしていくしかない。
ということにした。
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ヤケ喰い。あぁ食べてくれてうれしい…
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毛もシトシトになって、薬臭い。
シャンプータオルで拭いてあげた。
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ごめんね…
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さくらさんは「怒り」という感情がないようで、ただ戸惑い、いやがる。
力が強いので逃げようとするとき傷はできるけど、
それはさくらさんが私を狙ってしたのではない。シャーも言わない。
怒ってくれたほうが気が楽だ。
「なんでこんなヒドイことをするのかえ…悲しいよ」と言われているようで。
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少しは楽になったのだろうか?
ともかく今日はこれで終わりにして、寝ましょ…
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体に染み付いた臭いを必死で消しておられ、とても忙しい
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ベッドに呼んでも上がらず枕の向こうで落ち着いた
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ふむ… もう6時すぎですよ…
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(´;ω;`) ブワッ
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目が覚めると、枕をともにしていたさくらさん、
右手はグッ
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初めての自宅ネブライザー、ドタバタ体験記でした。
私ほどドタバタはしないだろうけど、いつか同じ境遇の誰かの参考に。
日課になればそのうち騒がなくなりますのでおゆるしを。
ハァがんばります…


つづく


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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-06-21 01:38 | 日常 | Comments(7)

濡れ桜

意を決し、さくらのブラッシング @丑三つ時
そのせいでまた発作が起きるのも怖いけれど、[最初の発作
毛を溜めておけばまたそれも原因になり得る。
毛やフケが舞い散らないよう風呂場の床をお湯で濡らし、
さくらの毛も霧吹きで濡らし、一気にムシムシゴシゴシ。

それでも埒があかず、シャワーで洗ってしまうことに。
濡らされながら、不安げに大声で鳴き続けたけれど、
病院でのように暴れたり抵抗はせず、シャーも噛んだりもしない。
さくらは「怒り」を持たないオンナなのか。

ドライヤーも毛が飛んで怖いから、タオルドライだけして
あとはさくらに任せる。ごめんね。
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さくらは濡れてもあまり小さくならなかったw
毛はだいぶ取れたろか?
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久々にストーブをつけた。
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おっさんw
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ドーーン
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ンベー
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グッ
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トォ
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横目
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くたー
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一つよかったのは、風呂場で抵抗力が弱まった隙に、
点眼点鼻できたこと。
シャワーには若干パニック気味で呼吸も荒くなっていたけれど、
今はおもちゃを追いかけてズビズビ走り回って元気に遊んでいる。
朝の5時ですけども。

そしてしいなさんが早速分けてくだすった喘息用の
サプリメントを今夜から始めてみる。
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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-05-31 04:58 | 日常 | Comments(3)

出発前の嵐

浅草の小さなアパートでの暮らしも二ヶ月近くなるさくらさん。
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毎晩いっしょの枕で寝ます。
呼吸が万全でなく、ラクな体勢というのがあるみたいで、
風太と同じくクッション使いが上手です。
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「猫に起こされたい」という長年の夢。
実は最近さくらさん、起こしてくれます。この距離で向かい合わせている
私の鼻を、ちょっとだけ爪を出してカリカリと引っかき続けるのです。
しかしそんなマイルドな起こし方ですと私の寝根性が上回り、
さくらさんをも二度寝に誘い込むのでした。
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写真展『Call My Name』でたいへんな盛り上がりを見せている「ナツド」、
miikoさんから「まとめに登場してほしいのでぜひ再チャレンジを」
とのことでがんばってみましたが…
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ぐぇぇえ  って大げさな
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ハ、すません…
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と言いながら、白木かぶり
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頭来て水ガブ飲み。似合うんだけどなぁ
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miikoさんによる「ナツド写真館」は[こちら]からご覧ください。
銀次子分猫たちが大集合、現在6ページに増殖中〜

「夜中の運動会」というのも自宅では初体験中。
銀さんは店ではいつも閉店後の丑三つ時に爛々走り回っておられたけれど、
家の中ではほとんど走らなかったから。
さくらさんがモーレツに遊んでおられるのは
先っぽにネズミの根付けを結んであるヒモです。



猫撮る先輩の誕生日を前倒しで祝うなどした夜、
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5月26日未明、珍しく朝4時近くまで2時間、さくらの呼吸が無音だった。
なんと穏やかな夜かしら〜
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とつぶやいた途端、突然呼吸が険しくなり口は開きっぱなし、
やがてゲゴゲゴと全身が波打つようになって痙攣し始めた。
5月4日の発作と似ているけれど、もっとヒドイ。
体も冷たくなり、そのまま銀さんのようにギャッと死んでしまうかと思った。
怖かった。
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どうしていつも真夜中に…と思うけれど昼間にいないんだから当たり前だ。
息が苦しいといえば喘息。私もこれほどではないけれど、かつてそうだった。
ネットで「猫 喘息」を調べてみると動画が出て来て、様子がまるで同じだった。
これを「咳」と呼ぶんだ。ただし4〜5回でけろっと治る、と書いてあるけれど
さくらは結局4時間以上のたうっていた。ゲコゲコの間隔もだいぶ速い。
私には横に寄り添って体をなでるしかできなかった。
銀さんさくらを助けて、と祈りながら。

前回の発作のとき「低気圧のせいでは?」とコメントをいただき、
私は低気圧を体で全く感じられないので、発作に備えるためには
天気図を見ないとならないのか、と思って見てみた。
でも天気図ってたいがいどこかに「低」とある気がする。
これを「来ている」と呼ぶのか、どの程度なのか、私にはわからないけれど、
Twitterで検索してみると大勢のヒトが「低気圧で頭重い…」など書いている。
来ているの?これは来ているの? 全然わかりまへん。[↓ その日の天気図]
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ふたりで一睡もしないまま9時に病院が開くのを待って駆け込む。
なんとか30分待ちで診ていただけた。

前回初診のときは鼻がズビズビなだけだった。
レントゲンでは原因がわからず、いくつかの検査や治療の可能性を提示された。
その後GW中に最初の発作が起き、休日診療の別の病院に駆け込んでいた。
なのでこの症状でこちらの病院に来るのは初めて。
先生に「喘息の発作ではないかと」と言ってみると、
「うん、そうみたいだね」とのこと。
「症状としてこれはどのくらい悪いんですか」
「これは努力呼吸だから、だいぶ悪い」
あぁ駆け込んでよかった…

激しく暴れるさくらを二人掛かりで必死に押さえつけ、ステロイドを点眼点鼻。
すると10回くらい連続でくしゃみが出て、さくらの鼻から初めて
大きななめくじみたいな粘液が何本も飛び出した。
人間みたいに鼻をかめないから、こうして出て来るしかないんだ。
見るからに、これだけでもだいぶ鼻がすっきりしたろうという量だった。

血液検査の結果、好酸球が若干高いのでアレルギー反応でしょうとのこと。
本来なら予約が必要な「ネブライザー治療」を行うことに。

酸素室に入ったさくらと別れ、一旦帰宅。
トイレ砂を再生紙に買い替え、お香立ての灰も捨て、掃除機をかけ、出勤。
喘息ならば空気清浄機や自動掃除機の導入など、まだやれることがある。
ブラシも、その後怖くてやっていないのだけど、
溜まるよりはコマメにやってあげたほうがいいとのこと。

鼻の通りがもともと悪かったとしても、アレルギー反応は
東京の閉め切った部屋で暮らすようになったことが引き金である可能性が高い。
放射能に汚染された土地より直ちに体に悪いなんて…悔しいなぁ。


治療が終わったので迎えに来てくださいとのことで病院へ @18:30
先生は朝と変わらぬテンションでお仕事されていた。
酸素室に通されご対面。
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さくらはん、堂々カクイー…
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うちのメシじゃ気に入らないようだよ、と先生が。
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ぬはっ、復活ー
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だいぶ落ち着いたので、とりあえず今日明日に
発作が起きることはないでしょう、とのこと。よかったホ。
押さえつけると激しく暴れるけれど、爪も歯も一切出さない。
シャーも言わない。えらいさくらさんです。

自転車に揺られて帰ると家に入る直前でおしっこジャーー
しょうがないね、ずっと行かれなかったもんね、
しかしあと一歩だったのに…
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いろいろ文句はおありでしょうが…
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19時半エフに戻り、22時再び帰宅して様子を見ると、
鼻も無音で呼吸も正常、強い薬のせいなのでうれしくはないけれど、
これまでになく落ち着いてすっきりした様子だった。
出発1時間前、村へ行く支度をする。



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旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-05-29 19:39 | できごと | Comments(12)

エサえっさ:WEEK 2

上村雄高 写真展『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち
三週目を迎えています。たくさんのご来場ありがとうございます。
全31日間、昨日(5/9)がちょうど真ん中で、後半に折り返しました。
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お持ち寄り仁義フードもたくさんありがとうございます。
チーム銀次が毎週村へえっさとお届けします。

◎猫撮るお届け速報(4/29)

◎ゴールデンウィーク、3台の各レポート
 ウニ銀号(5/3):あやこ隊長
 赤銀デビュー号(5/4):まどか 、えみこ
 青銀号(5/6):書いてます…
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第二週目はワンコメシがたくさん(点線で囲った部分)![一週目
第一週で配りきれなかった分の重複もありますが、犬ドライ73kg、猫ドライ42kg。
重複なしで猫パウチ&おやつ266袋、犬おやつ50袋、フロントラインなど。
一品のお気持ちでよいのですのにみなさまたくさんにお持ちくださり、
ご参加どうもありがとうございます!
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この写真のあと、さらにドカッと犬ドライ合計50kgをお持ちいただきまして
会場に置き場がなくなりましたので(猫撮る家に移動しました)、
勝手ながらワンコのドライフードは募集を一旦終了とさせていただきます。

ワンコのおやつだけでもこんなにたくさんの種類。
5月6日、すべて村に運び、毎日出動の日比さんにお預けしました。
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猫さんたちがだいすきなウェットフード。
水分の多いパウチが人気です。持ち運びも軽くて助かります。
5月6日、これらもすべて村に運んで犬猫たちにお届け、
日比さんにもお預けしました。
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毎週月曜日にこれらのフードを仕分けして数えては積み込みながら、
この何十倍もの量を毎日扱うシェルターの方たちの苦労を想像しつつ
初体験しています。


5月3日から、『Call My Name』ポストカードセット二種の販売も始めました。
敢えて時期を遅らせたのではなく間に合いませんでしたごめんなさいー
会期が長いのでお許しをー
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ちえちゃんにご奉納いただいた銀マメバッヂはあっという間に
売り切れてしまいましたが増産してくださるそうです。
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銀次親分に奉納された手ぬぐいからチーム銀次手芸部(あやこ&miiko)
によって手作りされているモフド夏バージョン「ナツド」も大好評、
まもなく制作総数200本に迫ります。
当初100本だった制作目標はいつの間にか300本になっておりました…
どこまでゆく手芸部…押忍
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手ぬぐいを切りながらmiikoさんは銀さんが首に巻いていた姿を
思い出しては涙しておられました。
みなさまからいただいた(私もたくさん貢いだ)一生使い切れぬほどの
手ぬぐいを、たくさんたくさん遺して親分は行ってしまいました。
私にも一生使い切れません。
いただいたのをそのまま誰かにさしあげるのもなんだかヘンだし、
どの手ぬぐいにもくだすった方との特別な想い出があります。
手ぬぐいの切られた姿を見て悲しく思う方もおられるかと思いましたが、
私はどれもすべてシュシュの素材にしていただくようお願いしました。
畳まれて眠っているよりも、新たな姿を得てたくさんの方の元に旅立つほうが、
大勢の子分を抱えた銀次親分らしいし、そうしたいと進んで手を動かしてくださる方がいて、
しかもそれが全額飯舘村の犬猫たちのメシになる。
一人一人が銀さんのため手ぬぐいに使ってくだすったお金が、
今度は銀さんの志に抱かれている犬猫たちに還るのです。
それはとてもすてきなことだと思うから。

もうすぐお祭りだね、銀さん。
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さくらさんが時々銀さんみたいな顔してドキッとするんだよね。
グッと握るこぶしとかね。
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こんな顔ね
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さくらさんが浅草の猫になって一ヶ月が経ちました。
ふたり暮らしにもだいぶ慣れてくれたようです。
というか、適応するしか道はなく、小さな体で
(ウソ、大きいです。銀さんより大きいともっぱらの噂)
とてもがんばっておられるように見えます。
銀さんも好きだったおもちゃ(椅子の足に結んだヒモ…)でよく遊びます
キャッホゥ
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変わらず唯一問題なのは、鼻のズビズビ。

ブラッシングが大好きになったさくらさん、5月4日未明、
いただいたブラシを使ってみたところ、ほんの一部でこーんなに取れた。
しかもさくらさんの毛はとても細くて、これだけの球にして
手のひらに乗せてみてもまったく触っている感じがしない。
雲ってこんな感じかなーと思う。
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銀さんは全然やらせてくれなかったからまだヘタクソですけど、
そんなに好きなら毎日やってあげようね。
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その後も元気に遊んでいたさくらさん、
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やがて鼻だけでなく口を開け、喉をゴゲゴゲと引き込むように鳴らし、
ゴゲッと同時に体全体を引き攣らせ、息がとても苦しそうになった。
おなかを出して転がることもできず、ベッドにも来ず、
夜が明けても机の下でじっとうずくまっている。
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ごはんさえ食べなかったのは初めてのことで、とても心配だけれども
GWでカフェも展覧会も毎日大混雑なのでとりあえず出動。

19時、店が落ち着いたところで様子を見に帰宅。
いちおう迎えに出て来てくれたけれどごはんは一粒も減っておらず
口を開けて呼吸が苦しそうな様子は肺が潰れて死んだ風太の最期と似ていた。
休みの日も夜間も開いている病院へ急いで向かう。
自転車ではアオアオ絶叫しているからまだ平気なはず。

初めての病院なので、福島から来た経緯、これまでの状態など伝える。
たぶんさくらにとって初めての室内でのブラッシング。
これまではいくらカイカイしたってすべて荒野に飛び去っていたわけで。
「大量に毛を吸い込んでしまい鼻に詰まったということは…」と
非科学質問をしてみると、「毛をそこまで吸い込むことはあり得ないけれど、
フケならあり得るかも。猫にもアレルギーあるし」とのこと。
自分のフケで呼吸困難?!

再びのレントゲン撮影により肺も気管支も問題なく、
苦しんでいるので頭部のレントゲンは撮らず。
血液検査の結果白血球も正常値。
結局今回も、なぜそこまで鼻が詰まるのかはわからないまま、
栄養剤と、炎症を抑えるためステロイドを注射。

アレルギーの原因は猫にもいくらでもあるそうだし、
「環境の変化によるストレス」なんてざっくり言われちゃったらもう、
さくらの環境にはこれまであったすべてのものがないわけで、
そうしたのはオレなんだから、凹むわー…
連れて来ないほうが長生きできましたなんてことには絶対にできない。
根本的な解決にはならないけれど、ともかく今は薬が効いて収まることを願う。

家に連れて帰り、薬は数時間は効かないだろうから一旦エフに戻り、
給餌を終えて無事0時に戻って来た赤銀デビュー号を迎える。

ステロイド投与から5時間後、帰宅するとまだ変化なし。
私には、背中を撫でてあげるくらいしかできない。
やがてさくらは自力で椅子に飛び乗り、私の背後で腕を畳んで座った。

2:30AM、ふとすべてのズビズビ音が止まった。
ズビズビまで消えたのは初めてだから、これは強力な薬のせいか?
口がバーンと開きっぱなしだったりして…とそっと立って顔の前に回り込むと
さくらは首を上げ体勢を変え、再びゲゴゲゴになった。
うーん、動くと戻るってことは、薬のせいじゃなくて、
たまたまラクな体勢だったのだろうか…?

無音状態の間隔が30分ほどになり、うとうとできているさくらを
動かさないようそっと席を立ち、私はベッドに入った。
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夜が明けた頃、ふと目を開けるとさくらが枕を共にしていて
体を横たえ真横でゲゴゲゴ鳴っていた。
苦しいのに移動して来て…頼りにしてくれてるのかなと涙がにじんだ。
震度4の地震に揺られている間も、さくらの呼吸困難のほうが
部屋の中ではよほどおおごとだった。

朝8時、ようやくさくらはただのズビズビ猫に戻った。
あのゲゴゲゴに比べたらズビズビなんてどうってことなく思えた。
それにしてもステロイドが効くのに12時間もかかるのだろうか?
わからないので、止まったのが薬の効果なのかもわからない。
ブラッシングのせいだったのかもわからない。
ともかく、投与から12時間が経って元に戻った。

5日朝のさくらさん、山を越えた感じの表情。
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大あくび。
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原因はわからないけれど、今後ブラッシングをしないわけにもいかない。
でもまたああなったらと思うと怖い。どうしたもんかのぅ。
霧吹きで体を湿らせてからやるかのぅ。
ともかく「慢性鼻炎は治しようがない」と経験者のみなさんは語る。

丸一日以上何も食べていないので、銀さん用だったa/d缶をあげてみたら、
ゆっくりと口にした。
ンコはまだだけど、食べてくれてひとまず安心。
さくらのため急遽母が泊まってくれることになり、
ほとんど寝ていないけれど私はその夜出発して村へ行くことに決めた。

22:00、出発準備のため帰宅するといつも通り「わぁ〜ん」と出迎えてくれ、
カリカリも半分ほど減っていて、ンコも出ていて、
おまけにハラを出してゴロンとしてくれた。
じゃあオレ、行って来るね。さくらはたっぷり寝ててね。



Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-05-10 21:47 | 報告 | Comments(11)

ズビズビ姫

木曜の夕方、三週目のさくらさんと初めて病院へ行って来た。
4ヶ月ぶりなのに、受付の方も看護士さんたちも
みな覚えていてくださり「お久しぶり」と言ってくだすった。
さくらは初めてなので院長先生をお願いし、待つこと90分、
合計3時間の長丁場。待合室はキャンキャン小型犬ばかりだけど
意外と悠然としておられるさくらさん。
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たいくつー
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診察台にて。
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銀さんと違ってキャリーの扉を開けたら自分で出て来て
ヒトがたくさんいてうれしそうだった。
キャリーはれんちゃんから銀さんからのお古で、銀さんはいつも
待合室からガクブルでキャリーの中で足を突っ張って絶対出て来なかった。
ねじを全部外して上から出さないとならず、先生に
「(ねじじゃないやつに)買い替えれば…」と言われていた。
買い替えなくて済んでホ。

まず先生、「男のコよね?」えっ…と女のコです。
「えっ、ちょと確認させてもらっていい」としっぽめくり。
「うわーほんとだ…これで女のコなんだ、私もひとのこと言えないけどw」
さくらさん、医学的にもデカいことが明らかに。
村から来た経緯などお話しする。

体重は2週間で0.6kgも増えていた…
いくらなんでも銀次親分とピタリ同じ目方はマズイ。
いやあの中型犬並みンコが出たら0.5kgは減るはず…ンコ測りたいな…

これ以降は写真ナシですが、診察台の上で足を崩すわ
レントゲン台の上でも看護士さんに腹見せてゴロンだわ、
「エーきゃぁナニー!こんなコ初めて!キュンキュンだぞ〜」と喜ばれた。
やるなぁ。
抑えられるのはさすがに好きではないけれど、
基本的に体を触られているからうれしいようだ。
今回痛いことは一つもしなかったし。


一番の問題は鼻ズビズビ胸ゼェゼェ。
鼻と胸が鳴るのは吸っているときで、どう見ても苦しそう。
鼻水は一度もたれたことがない。隣の部屋まで聞こえるいびき。
写真だけだと「姫」など呼んでいただくさくらさんは
いろいろおっさんな感じでして。
福島の病院で打ってもらった2週間効くという抗生剤は
全く効いておらず、むしろ鼻は悪化しているようにも見え、
風邪でもないようで鼻の奥に腫瘍などあったらと心配だった。

しかし胸部と鼻腔のレントゲンで、肺と気管支と鼻腔には
特に問題がなく、できものや腫瘍も否定できた。
福島での診断でも肺炎と気管支炎は否定されていた。
呼吸困難だと胃に空気を呑み込むそうで、胃にはメシ以外なかった。
そもそも息が苦しかったら自ら仰向けにはならない、とのこと。
ふむ。さくらさんはほぼ常に仰向け(モッフをご所望)。

慢性的な炎症であればボックス内での吸入治療の選択肢。
それが効かなければ物理的に鼻腔のどこかが狭いということになる。
ふむ。日比さんが村の見守り隊から聞いた「あのコの鼻は以前からズビズビ」
という証言もあった。

他にレントゲンでは右心房肥大の疑いが見え、要エコー検査。
とりあえず、今すぐ命に関わる症状は認められず、
10日ほど毎日呼吸数を観察して記録し、報告することに。
鼻も口もあまりピンクでなく、福島での血液検査では「貧血」と出て
心配だったけれど、この数値なら十分に平常、とのことだったホ。

といったとても丁寧な診察を1時間ほど。
「猫ちゃんはこうして癒してくれてるのだから、
我々も猫ちゃんを癒してあげなくてはね」とヒトに厳しく猫に優しい先生。
レントゲン室の向こうから、
「反対側撮るニャーン」「おりこうだニャーン」
と聞こえて、安心するんだ。


終わりました。さくらさん、おつかれさま。
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最も鳴き叫んだのは自転車での往復だった(片道3分)。
福島から車で帰って来たときと同じ大声で叫びっぱなし。
家に着いてンベンベ。
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もしかしてさくらさん、4月の入院のときが病院初めてかもねぇ。
あ、その前に避妊手術もあったか。
元気でいれば行かなくて済む場所ですからがんばりましょう。
ではもう一度、行って来まーす…
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深夜帰宅すると元気に遊ぶさくらさん。
太ましい白タイツが銀さんを想わせる。
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しばらくすると… ハ…
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私が座っている椅子に初めて飛び乗った。
いくら膝に乗せようと持ち上げても一秒ともたず飛び降りていたのに。
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ふ、太い… 狭い…
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ぬーーん
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この体勢で写真撮るのは脇がツルんですけども
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寄っかかられてる… しゃわせー
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この他、さくらさんはチュウがだいすきというか、
ヒト吸いのような行為をするのでして。
私の顔を両手でつかまえてぐっと引き寄せて唇を吸いますw
寝ているときも顔をつかまれておる。
「なでなさい」とばかりに腕をつかんでハラに引き寄せることも。
ハイなんでもさせていただきますけども。

朝はケージの中から余裕のお見送り。バハーイ…
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初めてがいっぱいの毎日。
今週はまぼろしの鳥も飛んで来なかった。



Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-04-26 00:49 | 日常 | Comments(9)


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