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日陰亭訪問 2

[つづきです]

あのねあのね、あなたの生涯の家族に見つけてもらえるために、
写真を撮ります。協力してくださいよナッキーさん。
銀次親分とお揃いの、月夜の森モフドだよ〜
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オ、ちょっと開いた(ここで最大でした…)
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さぁ立って、おもちゃで遊ぼうー
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おぉ、意外と遊ぶ。
ナッキーのこのデッカイ手も、かなりのチャームポイントですね。
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けど、さくらと同じ、とことん寝たまま遊ぼうとしているな…
ハラ触ると「ウキャキャキャ」とかわええ声で鳴きます。萌え。
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あ、ちゃっかり隊長のお膝に。
いや〜もうね、今すぐにでも、誰のお膝でもイケますがな。
そうやって抱いてもらえること、ずっとずっと待っていたんだよね。
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ま じ め に
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そんなに動かない気なら、飾っちゃうわよ
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にやうにやう。白木かぶりも余裕。
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隊長作、デコド(デコラティブ・ナツド)。
首上げないと見えませんから。
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こんくらい派手なのでないと見えないね
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なんでも似合うわよ、白木先輩に続いてちょうだいね
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その合間にしっかりメシは喰ってるね、あちこちで
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お、ケム兄が覗きに来ましたよ
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無反応ー
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…というわけで、写真は惨敗と言えましょうか…
ナッキーは悪くありませんよ、私の力不足で。
しかしこの愛しさとまったり具合と安定感、
少しはご想像いただけることを願って。
もうね、マッサンと同じく会えばイチコロですわん、こういうお方は。
膝やハラが空いていればすぐにもこうして座り込んできますが、
10分くらいすると満足してひとりで過ごすこともできるそうです。
(主に寝て…)

餡ちゃんと遊んで帰ろ…
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帰り際、もう一度部屋を覗くと、まだ箱に入ったままのダイアナの
穴の隣でくつろいでいたナッキー。じゃあねふたりとも。
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気づけば終電の時間になっていました。
あぶないあぶない。

で、その夜、知らないヒトが帰ったら、ダイアナさん
穴から出て来たそうです!
しかもそのまま初めて抱っこできたそうです!
知らないヒトよりはメシくれおばさんのほうがマシ、と思ったのか。
私も猫だったら相当ヒト見知ると思うので、親近感。
一歩ずつ、きっと出会えるはずの家族に向かって、
赤い糸をたぐってがんばろ〜


一匹でも多くの猫に家族を見つけてシェルターに空きを作り、
今夜にも喰われてしまうかもしれない村の猫たちを守りたい。
どんどんどんどん出して行きたい。
自分の生活や飼い猫に負担をかけても、あやこ隊長の決意は揺らぎません。
この4年間変わらぬことだけれど「いつか」なんて言ってられる状況ではなく、
行動あるのみなのです。
どれほど危険なことか知りながら放置し、
死んでから画面越しに泣くだけなんて、いやなのです。
なので日陰亭にはこれからも、いろんな猫さんがやって来ることでしょう。
周りの方々へのご紹介など、みなさま応援よろしくお願いいたします!

日陰亭へのお問い合わせ→ satooya.hikagetei☆gmail.com(☆を@に変える)
日陰亭ブログ


さくらとすずは、変わらずなかよく元気にしています。
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さくらの最後の発作から、今日で99日!百祝い!
鼻の粘液をさらさらに溶かすアセテイン液という点眼を
様子を見ながらタイミングよく使っていくことで発作に至らせず、
だいぶコントロールできるようになりました。
そのため病院で相談し、ステロイドを減らしていくことになりました。
アレルギーは否定できないため、抗ヒスタミン剤は引き続き。
ネブライザーに通わなくてよくなっただけでもすごいことです。
東京に来てまもなく一年で、体もやっと落ち着いて来たのかな。
そうだといいな。あとは日だまりのある部屋をね。

すずも毎日出勤してがんばっています。
最近は寝てる時間のほうが長いですが。
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オ、マントの王子。
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銀さんみたい。
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『銀次親分物語』はまもなく入稿。
今日はテスト校なるものが届きました。ドキドキ…
もう戻れない感じが、少しこわいです。
どんな風にみなさまに届くのかな。
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by ginji_asakusa | 2015-02-20 00:13 | お出かけ

日陰亭訪問 1

こんにちは!
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と意味なくかわええふたりで始めてみました。


定休日の夜、本の作業の隙間に、あやこ隊長のご自宅
「日陰亭」にお邪魔して来ました。

現在日陰亭の保護部屋には郡山のシェルター福猫舎からやってきた
ダイアナ♀とナッキー♂がいます。
2月10日、飯舘村で給餌の帰りにオレ銀号が迎えに行きました。
オレ銀号豆川レポート  福猫舎の記事

ヒトとの生活に馴れる訓練中のダイアナにはもう少し時間が必要として、
シェルターから移ったとたん驚愕のゴロスリっぷりを見せ、
これもうどこでもだいじょうぶじゃね?と思わせるナッキーの
お茶目な写真を撮るのが目標です!


IT環境がハイテクな日陰亭では、保護部屋に観察カメラが置かれており、
ドアを開けずに隣室で中の様子をモニタできます。
去年の春、ヒトに馴れておらず兄妹で結託し、何をしでかすかわからない
子猫(計7匹)のときもとても役立ちましたこのモニタ。
今回は、ヒトがいないとダイアナはどう動いているか、
観察するのに役立っているようです。
隊長が部屋を出ると即座に棚の上から降りて来てメシ食べてるとかね、
バレています、ダイアナさん。

モニタを見ながら「あっ、あんなとこにいる、初めて見た!」と隊長。
真横に置かれたヒーターがあったかいことに気づいたらしい。
くつろいでますね。
「ドア開けてすぐ撮れば近くで撮れる!」とのことで、

サッ、 パシャ、

撮れました。
やべぇ油断した、という顔。いいよいいよ油断してよ〜
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ピューと穴ボックスに逃げ込むダイさん。
2013年8月に20km圏内から保護されたダイアナ
私は福猫舎で会ったことあります。
そんなに大きくは見えませんが、さくらと同じ体重があるそうですよ…
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うふふ
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そしてこちらがナッキー… 顔でか…
たぬきミックス、あ、失礼、シャムミックスだそうです。
おっさん猫マニアにはたまらん魅力の猫さんです。この貫禄。
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のっそりと椅子から降り、やって来ました。
きみほんとに誰でもいいんだね、歓迎ありがとう。
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オレ膝の上。
あのねあのね、今日はナッキーの、目が開いてるところと
立って歩いてるところを写真に撮りに来たんですから。
さ、膝から降りて、立って、目を開けて。
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降りたけど…
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うむー

そんな間にダイアナさんは、おもちゃに釣られてけっこうムキになっておられ。
もっと出て来て遊びましょうよう〜
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遅ればせながら、日陰亭オリジナルメンバーにご挨拶。
年の順に、番長ウニ
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「世界にあやこ以外は何もいらない誰もいらない」という
ややブラックなねっとり愛を捧げるウニさん。
去年の春には新入り餡ちゃんがやって来たり、
夏から次々保護猫たちの出入りが止まらない日陰亭で、
いちばん心労を抱えておられるお方です。
ウニさまから「出てけ〜出てけ〜」と呪っていただくと
保護猫たちが早く里子に出られるというジンクスがありますので
どぞ…よろしく…
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おっとりやさしい超巨猫・ケム。
さくらはんと比べて「デカ〜」と感じるのはこの方だけです。
なんたって9kg。
落ち着かなかった夏には、ひっそりと具合悪くなっちゃったりしたのよね…
おつかれさま。
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末っコ姫・餡
福猫舎から去年の春に家族入り。
水まんじゅうとかあざらしとか呼ばれていますが
ちっこくて超かわええです。
もとは飯舘村で子育てをしながら生き抜き、シェルターの大部屋でも
たくましく男子らと渡り合って来たお方なので、
かわいいだけでなくとっても頼もしい感じ。
二度と子育てするもんか、と子猫らには興味を示さなかったけれど、
最後まで残っていた富士子には、お姉さんらしくしてあげてましたね。
そしてやっと末っ娘に戻れたのに、隣の部屋にはまたなにかがいる気配…
学習した餡ちゃんは、完全スルーしておられるそうですw
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猫メシ
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ヒトメシ
あやこ手料理+持ち寄りでたいへん豪華なことに〜 ワーイ
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メシの合間に、ダイアナさんのご機嫌うかがい
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穴に手を入れてお尻なでてみますと、あへ〜
シャーとか言うけど噛んだり叩いたりはしない。
出て来られるのももうすぐかなー
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んでナッキーは…
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つづく…]
by ginji_asakusa | 2015-02-20 00:00

徒歩々の一歩 2

作業中もねっとりまとわりついてものすごい応援をしてくれて、
他のコたちを撮ってる間もどこまでもついて来る彦左くんも、
おすすめの若猫くんです。
おっちゃんが「ピコー」と呼んでたのを聞いちゃいましたよ、
ピコピコ〜、その鼻周り、抜群にチャーミングだね!
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激しいゴッツーンにゴロンに、わかったわかった、
ウハウハ犬のようなきみは近すぎて撮れないではないか。
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抱っこしてしか撮れない。
カメラの蓋を食べないでくだされー
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抱っこを降ろせなくなってるうちに夕陽が…
ピコは唯一パルボを生き抜いた強いコです。
一日中笑顔で暮らせること間違いナシ。
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再び相撲部室へ。
きみたち兄妹(三朗&姫)おもしろいね、
他にもお皿あるのに、ぎうぎうで。
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ム、三朗に見つかった。目が合っただけで笑っちゃう、
いや失礼、笑顔になっちゃう、こちらも最強クラス甘えッコ。
つかまったら逃げられません。
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こちらは一朗と三朗と姫ちゃんのきょうだい、次朗。
現在は新しい家族に迎えられ、「金次郎」としてしあわせに暮らしています。
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さてさて私がこの日やりたかったこと:
醍醐の「気をつけ寝」を我が膝の上で。
まずはおっちゃんこと、愛しのかーちゃんの膝で。あたぼう。真顔。
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あっ、その隙にオレ膝には三朗がー
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むりやり醍醐オン
(オレ下着一丁でごめんなすって)
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二匹はのれないの〜
どっちにしても醍醐は不満顔だけどね…
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奪い合い(ウソ)
まぁ結局、願ったようなまっつぐにはならなかったんス…
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最巨猫・蓮(れん)くんも、おっちゃんの膝の上でドーーン
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かわゆいお顔なのです。銭湯かぶりもよう似合います。
別名「座布団くん」なんて、ヒドいですね。
専用の大きなお膝、募集中です。
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harumiさん、その重さを体験中
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ハラがデカくてどうしてもバンザイしちゃうのね
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今回、シェルター中のカーテンを新品に揃えてくだすった harumiさん。
それがどれほどの大きな支援か、おっちゃんにはわかっていました。
しかも淡々とすべての部屋の取り付けまでやってくださり。
ブログで応援してくだすっていた猫たちのこと、
目を細めて愛しんでくださり。
harumiさんはこれまでにも栃木から仁義メシを大量に送ってくだすったり
時にはえっさと手持ちしてくだすったり。
カーテンのハギレを車内の汚れ防止に、とくださったり。
私がリーダーではなく、ただの言い出しっぺでいられるのも、
こうして行動する銀次子分さんたちがいてくださるおかげです。
おっちゃんにもすてきな子分さんをご紹介できて、
銀さんに代わってとても誇らしかったのでした。


はぁもう行く時間ですって @16:30
オレ今日何かしたかな?
みんにゃの写真も撮りきれてないし…遊んでただけだなw?

キャリアっこルームの奏(かなで)くん。
また来るよ、元気でいてね。
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なんとこの夜は給餌の大先輩、みんなの父さんこと日比さんから
夕食をいっしょに、とお招きいただきまして、光栄にもご自宅へ。
同じ郡山でも、遠いんだなーとびっくり。

日比さんの愛犬・あいちゃん。その服浅草のなんだよね、にゃうよ〜
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お風呂場に、帰りに搬送するふさふさ姉妹。
日比さんが給餌の帰りに病院から引き取って来てくださいました。
夏にムクの餌場で出会ったこのお方
その後町田尚子さんの絵にも描かれたチェシャ猫(その後オスと判明)
の子どもたちと思われます。だってソックリすぎる。
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こちらは奥さまと、日比さんちの飼い猫になった「イブ」。
「ラビ」と同じ地域から保護されました。
さくらと私もそうですが、もう飢えることはないんだよ、と
保護当初は好きなだけ食べさせてあげました。
その結果当然太ってしまい、日比さんは「イブじゃなくてデブや」って言うのだけど、
さくらに比べたら全然ちっさ!です。
他にも家庭内野良の保護猫二匹がおられ、チラとお姿を。
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みんなでこたつを囲んで奥さまのお手製カレー、
鍋に飛び込みたいほど美味しかった。
ここんちのコになりたいわ〜帰りたくないわ〜
奥さまが「毎朝起きると "さくらとすず"(Twitter)見るのよ」
と言ってくださり感激!

2014年の始めから、お二人が大雪の日も通い、
繋いでくだすった丘の上のさくらの命。
日比さんが飼い主さんと連絡してくだすったおかげで、
さくらは浅草に保護することができました。
なので私は勝手に、親戚のような気持ちでもあるのです。
春の写真展にご来場くだすったときも、さくらに会いに来てくださいました。
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なんとか生きていてくれよと願ってメシを背負い、訪ね続けた猫たちが、
今は安全な場所にいて、飢えることも喰われることもない。
その深い安堵を共有できるのは、その正反対を見て来たから。
こんな風に、村の猫たちの親戚がもっともっと増えてほしいです。

日比さんがおられなかったら、私はこんなにも村のことを
続けていられたかわかりません。
辛いことがあっても、日比さんはもっと辛いのに、もっと泣いておられるのに
明日も行ってくださるのだ、と思えば乗り越えられます。
そんな負担を日比さんだけに背負わせてはいけない、と
自分を強くすることができます。


さぁふさふさおふたりちゃん、行きますわよ。
今日の私の任務はコレでしたよ。
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harumiさんとはここで別れ、駅まではおっちゃんに送っていただき。
役に立つんだか立たねんだかわからない私を
受け容れてくれて感謝です。また徒歩徒歩と押し掛けます。

ほんとはね、おっちゃんのことも、デカい猫みたいに
むしゃむしゃと抱きしめたいような気持ちでした。
パルボ禍を、現場ではたった一人で闘ったおっちゃんと
こうして再会できたことがうれしくて、心強くて。
守ってきたたいせつな命が次々に喪われていくなかで、
おっちゃんが壊れてしまうのではと、なによりも心配でした。
その緊張の中、村で保護され病院に預けていたためにパルボ禍をすり抜けた
計7匹の子猫たちが、あやこ隊長の日陰亭から新しい家族のもとへ旅立ちました。

こうした現場にいる方々は、私よりも心が強いから、
慣れていて平気だから、やれているのではありません。
むしろその逆だから、じっとしていられず、誰が止めても
動物たちのため真っ先に駆けつけ、どこまでもがんばります。
だから私たちは自分のこととして、自分の弱さや力不足と同じ分だけ、
こうした現場を支え続ける必要があると思っています。

呼び掛けに応えてくだすった大勢の方に支えられ、
最大の危機を踏ん張った福猫舎の夏の日々。
季節は秋へ、そして冬へ。
この仮の家でしばし体を休めている猫たちは、
生涯の家族のもとへ迎えられる日を待っています。
甘えたくても甘えきれないコたちがたくさんいます。

自分の家にもう一匹増やすのはどう考えても無理、
という私たちにも、できることがあります。
保護猫を迎えることがあたりまえになるように、伝え続けること。
ショップで買うか、保護猫を引き取るか、選択肢は二つあってよいと思います。
譲渡の条件や審査など、面倒と感じる方も多いかもしれません。
では、面倒を省き安易に売買される動物たちはどう生産されているか。
安易に棄てられる動物が増え続けることの裏側で、
どんな場所でどんな死を強要されているか。
二つの選択のうち、片方はもう片方の尻拭いでしかないということ。
そうした現実を、知った上での選択があるように、
自分の周りだけでも、しっかりと伝えたり話し合うこと。
もしも友人や家族に「そうは言われてたけどやっぱり買っちゃった」
と言われたら、私は自分の伝え不足を恥じます。
知人でも行きずりのお客さまでも、機会があればできるだけ話し、
「いつか猫を迎える機会があったら、うちを思い出してください」
とお願いしています。
そんなことも、小さな一歩ずつだと思っています。


さて新幹線の中では、前回の三匹同様、ピィとも鳴かないおふたり。
がんばったね。何がなんだか全然わからないだろうけど、
これから怖いことは絶対に一つもないから、安心してね。
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浅草に到着 @21:00
そこでは猫撮る先輩とレガシィくんが待っていました。
このあと二匹を保護していただく横浜のおーあみ避難所まで
車で搬送するのが先輩の役目です。
先輩宅から浅草の往復は、たぶん新幹線の郡山往復と同じくらいの時間を要する。
できるヒトが、できるときに、できることを。
ちょうどみんなの都合を合わせられた、佳き日でした。
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こうして Jupiterさん → 病院 → 福猫舎による保護先の交渉 →
日比さん → オレ → 猫撮る → おーあみ避難所、と連携の末、
チェシャちびーズは村から保護されたのでした。

この日のこと:猫撮るブログ「幸せへのリレー」

この日のこと:福猫舎のブログ →

マーブルの死を受けて、福猫舎のブログ →

『Call My Name』のポスターにもなった高齢猫のマメは
怪我の治療ののち、春まで福猫舎に保護されることになりました。
日比さんの報告 →


☆警戒区域や飯舘村の猫たちが保護されているシェルター
 「福猫舎」への支援は[こちら]から☆



なんつうか、レポートはやっぱりその日のうちに書かないといけませんね。
下書きはしてたんですけどね、二ヶ月も置くもんじゃありません。
書くことくらいしか役に立たないんですから。やらないと。

というわけで、本の制作をがんばっているところです。
また郡山にも村にも行きたいです。
今も助けを必要としている猫たちのための、小さな一歩でありたいです。


留守番がんばってくれた、うちのふたり。
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by ginji_asakusa | 2015-01-18 16:37 | お出かけ

徒歩々の一歩 1

1月13日、日比さんの報告にありました。
飯舘村のなつっこい猫の「マーブル」がハラを裂かれた姿で発見され、
日比さんが弔ってくださいました。
レポート[こちら]※亡骸の写真があります

私が出会ったマーブル →    
猫撮る先輩のマーブル →
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報せを受け、マーブルに会ったことのある出動班はみな悲鳴を上げました。
亡骸を抱き上げた日比さんは、飼い主のご家族は、どんな想いでしょう。
このお宅の並びの丹波母さん母子も、昨年末から姿を見せていません。
野山はジョセンで丸裸になり、野生動物にも食べる物がない今、
彼らにとって猫は餌でしかないのかもしれません。
日比さんはその週、他にも二匹を埋葬してくださいました。
いったいこの先どれだけ繰り返されるのだろう。
遺体が見つかるならまだいいほうなのかもしれません。
どの猫も、明日を迎えられるかはわかりません。
ヒトの営みがないというのは、そういうこと。

猫撮る先輩が村から保護した「ラビ」には
めでたく家族が決まりました。
猫たちを追い詰めるのも人間、救い出せるのもまた人間です。
ラビに続く猫たちが、明日生きているかもわからない猫たちが、
一匹でも多く脱出できるためには、私たちの「行動」が必要です。

14日に出動していたオレ銀号の前には、半年以上ぶりに
ダイクが姿を現しました。
この餌場にも野生動物が寄っていますが、
なんとか猫たちがヒトの手からメシを食べに出て来てほしいです。
できることなら、飼い主のいないダイクのような猫を
保護できる引受先があってほしいです。

そのためには、泣いてばかりもいられません。
泣いてもマーブルは戻って来ないし、彼らを悲惨な死に追いやっている状況が
放置されていることに変わりはありません。
マーブルはさくらだったかもしれないし、明日のあのコかもしれません。
まずはシェルターにいる猫たちに家族を見つけて減らし、
次の猫が入れるようにするしかありません。
シェルターは一時避難所です。
その先には、猫たちが生涯しあわせに暮らせる家族が必要です。


本の原稿書きがたいへんで(言い訳)、
二ヶ月以上経ってしまった上に年までまたいでしまいましたが、
チーム銀次「ひとり徒歩々」班、2014年11月11日、
郡山の猫シェルター「福猫舎(ふくねこや)」に出動したときのレポートを
下書きから掘り起こしました。
たった数時間の滞在、特に何をしたってわけではないのですが、
少しでもみんにゃさんのご紹介ができればと。


9月の犬猫牛まつり以来、私は給餌に出ておらずに早4ヶ月(現在)。
村はすっかり雪景色になっています。
その間も他のメンバーたちが仁義メシを背負って月平均3台出動しています。
全員一年経ったので慣れてきて、1台に2名で十分足りるようになりました。
運転できない上に屈強要素がひとつもないネ根性な自分が、
他のメンバーの足を引っ張らず、自分もプレッシャーにせず続けられることは、
と考え、まずは車を降りることに決めたのが9月のこと。
出動班もまだまだ足りないから新しい仲間を増やすことも必要、
活動を継続しシェルターを支えるための資金集めなど、
他にもやるべきことはたくさんある。
ひとりで始めても必ず仲間が見つかることは実証済みだから、
猫たちのため一人でもできることを探して。
「徒歩々班」は自力では給餌に行かれないトホホ感から名付けたわけですが、
新幹線利用での福島行きも3回目。
一歩ずつも積み重ねればいつか十にもなるであろうという気持ちを
「々」に込めています。
徒歩々の歩み:1  2


東京から郡山までは、近すぎて夜行バスが運行しておらず、
早くても昼着の便しかない。
新幹線代は往復15,000円強。車で二名で給餌に行った場合でも
高速代ガソリン代洗車代を二で割ると10,000円を超える。
もつろんどちらも自腹。月に何度行けるかは腹と相談でもある。

さて今回も福猫舎に押し掛けるのですが、名目があります。
しかも一人じゃありません。
ごいっしょしてくださるのは栃木の古参子分、harumiさん。
夏のパルボ発生ですべて廃棄しなくてはならなかった
シェルターのカーテンをharumiさんがご支援くださるとのことで、
本格的な冬を迎える前に完成品をお届け&設置するのです。
宅配しても、犬班A。氏(以下、"おっちゃん" と略す)は
一人で取り付けるヒマもないことでしょうから。
しかも前日にパニックを起こした猫に手首をひどく噛まれて
通常業務も難航していると聞く。猫の手いるんじゃないのォー♪
しかも、飯舘村でチェシャ猫父さんから生まれた子猫たちも
引受先との調整ができ、帰りに搬送という任務もいただきましたョ。


harumiさんは栃木から車で、オレ上野から新幹線で向かい、
朝9時の郡山駅で待ち合わせ。
今回こそは昼ごはん用にパンどっさり買おうと思ったら、
駅のパン屋さんが開くのは10時ですト!(メモ)
晶子さんが持たせてくれたケーク・サレがあるからなんとかなるかな…

ナビ様+オレ記憶で迷わず着いたど、
お二階の方々、おっはよー
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窓の外から、一階でひなたぼっこ中の座布団くん こと 蓮くん(手前)と三朗
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窓の外から、キャリアっコ部屋の太陽くん。
7月に触れ合って名前を覚えたコたちは奏くん以外
みんなお空に旅立ってしまった。
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まずは火曜日恒例、ゴミ出しから。
ヒィヒィ言うほどじゃないけどフツーに重い、大量の使用済みトイレ砂。
こら手首動かんヒトには持たせられません。
みんにゃさんがソリ引いて自分でゴミ出しに行ってくれたら
かわいいのにねーなんて前夜に妄想話をしていたのだが。

すでにケーク・サレを頬張りながら、次なる作業の指示をいただく。
カーテン代わりに軒下に吊られていた葦簀と
夏の間プラッチを日差しから守った屈強日除けシートの撤去。
届かなそうでぎりぎり届く脚立を駆使して二人でサクサク解体し、
きゅっきゅと縛って倉庫にポイ。
こういう作業こそ、猫さんたちのお世話を優先したら
一人ではなかなか取りかかりにくい。
そういうのをどんどん任せてもらえたらがんばっちゃう。


harumiさんはいよいよ二階からカーテン設置へ。
福猫舎のもう一つのシェルターから管理人のまるこさんがやって来た。
一度村でお目にかかってます(犬ちびの里帰りのとき)。
ここあぶくまシェルターにみなさまからお届けいただく物資は
二つのシェルターで分け合って使います。
お二人とも、今も20km圏内のレスキューに取り組んでおられます。

8匹が保護された年末年始のレスキューの様子
私もこの場所へ行ったことがあります ※津波の爪痕の写真です
今ではこの草もすべて刈られ、瓦礫の撤去が進められているそうです。
やがては放射性廃棄物置き場に…
そんな場所で猫たちはまだ彷徨っているのです。


まるこさんの車の中に、隙間がなくなるまでどんどん積んでいきます。
倉庫から車まで運ぶのをお手伝い。ドデカい袋、その重さ 24kg!
6kgの袋が4つ入ってるわけですね。お、重ォォォ!
これ一袋にする意味あんのかな?
引きずりながら腰砕けな私の横を、ぷっ、あはははと行き来しながら
10kgくらいな感じでサクサク運ぶ先輩方。
シェルター作業で役に立つのは、こうした重いものを
ウリャッと持ち上げる「瞬発力」だそうです。
さすが…ほぼ毎日やってるんだものね…
24kg袋を持ったあとの12kgや7kgの軽いこと軽いこと。
そうやって鍛えられてゆくんだぬ。

二階の窓越しに、カーテン設置を猫らに邪魔されて
うれし困り顔のharumiさんが見えて一同和む。


続いては、ご支援で届いた大きなキャットタワーの組み立て。
新品を箱から出して、部品をえっさと二階に運ぶ。
ついでに階段を上がったところの備蓄棚までトイレ砂も運ぶ。
お、重… これ毎日持ち上げてんの!
「やらなきゃしょうがないでしょが」とおっちゃん。
そりゃ腰に来るよなぁ… おつかれさまです。

珍しく起きてたー、と連れて来られたリキ。
三度目にしてようやく起きてるところに会えました。
きれいな肉球ですなん。
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タワー組み立ては、構造に弱い&説明書の読めない私には
いっぱいいっぱいの作業だったので写真撮る余裕ナシ。
みんにゃさんに使い倒されてボロボロになったタワーも
一段外して再利用することに。
harumiさんにまとわりついて甘えているのが彦左(ひこざ)くん。
あとでたっぷりご紹介します。
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タワーの廃棄部分もぎりぎりゴミ出しに間に合って
スッキリしたところでお昼時。
蕎麦でも喰うかー、とみんなで出掛けました。

午後の部、一階「相撲部室」のみんにゃさんにご挨拶。
「きをつけ寝」が話題沸騰、チーム銀次手芸部「ぶさねこ堂」の
トレードマークにもなっている醍醐(だいご)〜〜
保護前のヤマパン時代に飯舘村で何度か会っており
思い出深い猫さんなのです。
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姫ちゃーーん はぁかわえ
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巨猫ローリエとダイアナ
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一朗
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ゆら
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ちょうどチーム銀次しいなさんから醍醐に新しい服が届き、
着てみましたよ、にやう!
着こなし上手の醍醐くん、着せ替え遊びではなくてですね、
病気のため常に服を着せておく必要があるのです。
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座布団くんのでっかい尻
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なんつって遊んでる間にharumiさんはせっせとカーテンを設置し、
いよいよ最後のキャリアっコ部屋に。
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もう完全に「プロにお任せ」モードっス。
窓の外から覗いてみました、にゃんばってー
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お掃除と、みんにゃさんの写真を撮りに二階へ。
☆印の猫さんは募集中ではありません。

おっちゃんイチオシ「このは」ちゃん。
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二歳くらいの若猫です
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イ〜真顔です、このはちゃん。
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みはる(深春)
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まこと(真)
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獅子丸☆
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ひこざ(彦左)
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福丸
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そう(爽)
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ココ☆&どんぐり☆
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こんな平らな頭、見たことありまへん
なごみ(和)/シロロ
まだまだニンゲンに心を許してくれませんのぅ
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うらら(麗)
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ここね(心音)
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左からトッポ、ゆう(優雨)、レオ
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みく(美空)
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ヒッチハイカー拓(たく)
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ぷーち☆
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リキ 流し目カックイー
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こうせい(幸生)
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な、みんにゃさん。
全員ハウスの天井に寝てますなw
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つづく
by ginji_asakusa | 2015-01-18 16:36 | お出かけ

会いたくて 2

ここで犬班さんが「ごはん食べてなかったね、そうめん茹でるわ」
ヒーお手数を! 病院行くついでにどこかで食べられるかなと思って
お菓子以外何も持って来てなかった。
病院行くのは夕方になり、ついでの時間もなさそうで、
やっぱりおべんとでも買ってくればよかっただー

んじゃお言葉に甘えて猫と遊んでますw

そこにいるのは醍醐〜 を乗り越えて「座ったな?!」とばかりに
障子の向こうからバリーンと登場してノッスノッス、
狙った膝は逃さないオトコ、三朗くん。去年も会ったよね!
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巨猫倶楽部No.1の蓮くん 香箱が不器用なほどにw
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姫ちゃん とーってもかわゆいのだけど近すぎすぎでロクに撮れず…
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あらためまして、こんにちは。
おばさんあなたのこと知ってるよ。
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かーちゃんじゃないのに乗ってくれるのですか
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ヤマパンこと醍醐〜〜
私が村で初めて会ったのは3月下旬 、そして4月
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5月に体の異常が発見され 、福猫舎に保護された
まだ治療は続いているけど、こんなに安心して元気になったんだよね。
村では他の大勢の猫たちのなかで強がって生きるしかなかった醍醐、
すっかり顔も変わっちゃって、本来はこんなにも甘えっ子。
どうか生涯の専用のお膝を得られますように。
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背中のまん中の毛だけまだ生えて来ない
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ほやほや生えてきたハラ毛、ビキニパンツは健在ぞ
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そこへゴッツーンしてくる三朗くん、
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醍醐よりもキョーレツな甘えっ子。
座れる膝は全て座る勢い。そして甘噛みイテテー
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できたよー、と運んでいただいたのでそのまま猫部屋で食べることにw
山形の郷土料理「ひっぱりうどん」、納豆とサバの水煮を混ぜた具に
ここではうどんでなくそうめんをつけていただきます。
私もそうめんに納豆かけるしエフの一番人気は納豆スパゲティだよ、
と以前Twitterで話していたのだった。
ンマー!ミョウガに大葉にネギに、いろいろ入れてもおいしそう。

もつろん猫ら大殺到w サバですもんねぇ。
わらわら囲まれた様子はお皿の死守に両手がふさがっていて撮れず残念。
そしてあきらめない醍醐くん。
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地味にあきらめない茜ちゃん
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このあと、犬班さんが部屋を出て、私が最後のひとかたまりのそうめんを
取ろうとした瞬間、醍醐がバクッと丸ごと喰い付き、
そうめんをバラバラとひらめかせながら走り去った!すばやっ!
コラーーっと追いかけ、丸呑みしようとする醍醐の口から
なんとかもぎとって奪い返した。ゼハ…
いや、こんなところで食べたオレが悪いッス。
「というわけで、ちぎれたそうめんが床に落ちているかもしれませんが
尻から出た回虫ではありませんから」と犬班さんに報告(両者はよく似ている)。
ごちそうさまでしたー

おっ、こちらも写真で見ていた保くん、絵本の絵のようなお顔。
満身創痍で保護された。がんばっておられますね、首長いね
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病院までは1時間半はかかる。さすがに出発せねば。
「もう時間ない、全部はできないからね、
私はシロのお散歩行って来るから泉さんは白血ルームで遊んでてよ」
うーん、どっちも行きたいけど、ではそうさせていただきます。
お見送りだけでも、と庭に出るとプラッチは穴掘って寝てた。
立派な小屋をもらっているのに一度も入ってないそうな。
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近い近い、
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とびきり笑顔
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行ってらー
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白血病のコたちの部屋へ。
お会いしとうございました、うしろ頭のじいさま…
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毎夜Twitterでお姿を拝見し、猫神さまと呼んでいる泰生(たいせい)くん。
ずっと「やすお」だと思ってたことはないしょだけどね!
はじめまして、よろしうに。
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のあ〜〜
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あむっ にこっ
あぁ神々しい。って言うと「生きてるんだからね!」と怒られるのだが
いろいろなことを超越した存在に思える。
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ナーーッ 蘭丸くん
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いちばん話しかけてくれる泰樹(たいじゅ)くん
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近い近い
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えーっとあなたは… はじめまして、奏(かなで)くん
そんなに見つめていただき光栄です
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お膝じゃ足りないようですね、
ひとかたまりになってしまいましょうか。
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みんなの頼れるアニキ、風雅(ふうが)くんは
私が動くたびに尻をぴとっと寄せて来て控えめに抱っこ待ち
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タワーの上のほうに 水玉くん やさしいお顔
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そこにおわすは…
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ココア 初めて飯舘村に行ったときから3回会って 
私が「茶たぬ」と呼んでいたコ。ここでがんばっていたんだね。
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ケージの中の 至(いたる)くん
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再びじいさま 神か!
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のあ〜〜
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抱っこ待ち行列
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みんなが愛を、抱っこを、と寄って来る。
なのに押しのける感じがない。なんだろうこのやわらかさは。
その部屋はとてもふしぎなやさしさと穏やかさに包まれていた。

これはたまたまそういう性格のコたちなの?
それとも病気のせいってある?
恥ずかしげもなくお得意の非科学妄想を口にしてみたが…
犬班さんも「病気のせいもあると思う」と言う。
たとえばニンゲンなら、不治の病を宣告されて残りの人生をどう過ごすか、
というようなこと。不治を受け容れてすべてにやさしくなれるか。
ニンゲンはしがみつく、そうはいくまい。

この部屋でなら、仲間と暮らせる彼ら。
助からない、ならば少しでもなでてあげて抱っこしてあげて
愛をあげて免疫を上げてあげたい。
一日でも長く穏やかに安心して、苦しまず生きられるように。
それが犬班さんの考え。
全員を一日中抱っこしていてあげたい。
それが叶わないもどかしさを、犬班さんは抱えているのだ。

とても悲しく、とてもやさしい時間。
愛を求められているようでいて、全身全霊の愛を受け取る。
生きることにあまり一生懸命でない私にさえ
彼らの生きるチカラが「いっしょに生きよう」と語りかける。
そしてこの病気が、いま村に生きている猫たちの間に広がって
止められない、守りきれないということに心が折れそうになる。
もうすぐこの部屋に、山裾の「蓮」くんがやって来る。
「蓮くん」はすでにいるから名前を考えなくちゃな、と犬班さん。


いま一番体調が心配な風雅くん。遠慮しておられるので膝に乗せる。
痩せてしまって背骨が浮き出し、お顔も三角に尖っている。
この部屋をまとめているのが彼だそうだ。
たとえばにらみ合っている二匹がいれば彼がやって来て、
威嚇するでも叩くでもなく、静かに諭すように場が治まる。
そうやってこの部屋の穏やかさが作られて来た。
アニキ、これ以上がんばれなんて言えないけど、
どうか精一杯を生き抜いてください。
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行列せず横並びのひと
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乗り越えて来るひと そして立って胸にしがみつく
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降りて、
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また乗る 兄さんをつぶさないように
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2匹を膝に乗せててちゃんと撮れなかったけど、じいさまがお食事を。
歯がなくても、上手にカリカリ食べておられる。
いやぁ犬班さんが毎夜寝てるか寝ぼけてる顔ばかり公開なさるので
寝たきりじいさまだと思ってたのだが「失敬なw 意外と軽やかに動くんだよ!」
ということで動くお姿を拝見するのを楽しみにしていた。
ケージのてっぺんにも昇り降りするし、「意外と軽やかに」トコトコと動く。
「ほとんど寝てるけどw」な割には私がいる間ずっと起きておられた。
どうか、穏やかに、お元気で。
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病気のコに限らず「シェルター」とは小さな部屋、小さなケージの中の小さな世界、
すべてが「隔離部屋」であって、終の住処であってはいけない、
とある方が言っておられた。
そうだ、私たちは「隔離」することで安心してはいけないんだ。
過酷な現場から救い出され一時保護されて安心するだけに留まれば、
私たち一人一人が向き合い取り組むべき現実の問題からさえも
彼らを「隔離」してしまうことになるのかもしれない。
シェルターを支えるのも、孤立させるのもまた私たちなのだ。


さぁついにもう行かなければ病院に間に合わない。着替えて支度。
プラッチ、またね ショッボーン
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なんつっテヘ
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元気でね 元気でね また会いに来るからね
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村の手前の町まで、高速も使って車で1時間半。
この距離を日比さんは毎日通っておられるのか…
ぎりぎりで病院着 @19:00

今回連れて来るのは、6月に初めて行った牛舎で会った
シャムMIXお母さんのお子さん、三兄妹。
とんだ事情で別の4匹目は連れて行かれないことに…
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キャリーにぽぽい
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犬班さんがピューと郡山の駅まで送ってくださり新幹線に飛び乗る。
お邪魔しましたー ありがとうございましたー またー!(どさくさ)

ところで子猫たち、病院を出て車に乗ったときから一声も鳴かず、
新幹線に乗ってもデッキで過ごすのを覚悟していたのにまったく静か。
あまりのことに、ひたすら身を寄せ合っていたのだろう。
だからって手をつっこんでなでるわけにもいかない。
飛び出したら危ないし、まだヒトに馴れていないコたちなので喜ばれない。
やがてキャリーを抱えてすっかり寝落ちてしまい、
起きたときにはこれなんの荷物だっけうわ子猫だっけというくらい静か。
おしっこも漏らさずホ。
ちびらの電車代は手荷物料金270円也。一匹90円、なんかかわいい。
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あやこ隊長が車で東京駅まで迎えに来てくれて、子猫お渡し、
ついでに浅草まで送ってくだすった。謝々。あとはよろしく…

た、ただいまさくらはん… バタリ… (敗因は徹夜、以上)
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7月25日現在、[こちらの写真]のうち上2匹のコにお申し込みが入っています。
一番下のコはメスで、銀のシマシマにつき仮称「縞子」。生後約2ヶ月。
かわええ元気なおコですよ、銀色ですよ。
あやこ乳母は「リアル知人の知人まで」という限定で里親募集しておられますので、
私と面識のある銀次子分のみなさまもぜひお友だちにお声掛けいただきご紹介くださいませ。
日々の様子はあやこ乳母のTwitterにて[こちら]。
ウェブカメラの中継も限定公開しており、元気な姿をご覧いただけます。
ご協力いただける方は私までメールでおしらせください。

☆警戒区域や飯舘村の猫たちが保護されているシェルター
 「福猫舎」への支援は[こちら]から☆




Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-07-25 20:10 | お出かけ

会いたくて 1

にゃぼん以来だいぶ間が空いてしまったぬ…
日替わり乳母ーズを従えてめまぐるしく成長するすずの毎日には
Twitterでさえも追いつけず…写真ばかりが溜まってゆきます。
さくらはんは薬は欠かせませんがなんとか発作ナシでまもなく20日。


7月の飯舘村給餌、チーム銀次からは4日10日に豆川隊長率いるオレ銀号が、
17日にまどか夫妻のレンタカーによるレン銀号が出動しました。
帰り道にすずを保護することになった6月24日以来、
私は村に行っていません。
というのも、6月をもちましてネ根性組は解散し、
ねことる先輩が運転する「青銀号」は「レガシイくん」に戻りました。
ねことる先輩が以前のように「より撮影に集中したい」ということで、
みなさまからの仁義メシと私というおまけを背負ったミッションとは切り離し
単独行動を希望されてのことです。
もともと、運転のできない私が強引にチーム銀次に巻き込んだかたちで、
銀さんが突然旅立ってからの私の、モーレツな心の旅を可能にしてくれた。
冬の未曾有の大雪の直後からは、ともかく力を合わせることが必要でした。
そして「蔵ら」の保護、春の写真展へと続き、
予想を遥かに上回って集まった仁義メシを毎週お届けするため、
ネ根性と言いつつけっこうなド根性で6週(先輩は7週)連続で通いました。
自力ではたどり着けない得難い経験をたくさん共有させてもらいました。
と、初心に返って感謝の気持ちでいっぱいなのであります。

今後ジョセンの影響や野生動物の動きもあって、ますます追い詰められてゆく
村の状況と巻き込まれる犬猫たちから目を背けず記録するヒトは必要であり、
それが変わらずねことる先輩であることを応援したいと思いますし、
必要なときは再び力を合わせられる仲間でありたいと思っています。
継続してこその活動で、期間限定のイベントではありません。
単独行動の活動費はこれまで二で割っていた分もフード代も一人で背負い、
かなりの負担になります。
先輩のオンラインショップ「ねことる商店」から
ポストカードやプリントを購入することで直接活動自体を応援できます。
チーム銀次共々、引き続きみなさまの「ご参加」をお願いいたします。
7月からのねことる先輩のレポートは[こちら


さて、どうしましょう。
何もせず東京にい続けたくない。猫たちの力でありたい。
自分の非力が情けなくて数日めそめそしていたものの、
これまでだって、車に乗せてもらえていただけであって、
自分が非力でなかったわけではない。
各自みな何らかの大きなハードルを乗り越えて村へ通っているのだ。
実質一台となったオレ銀号だけに頼るわけにもいかない。
先日の日比さん不在の際の臨時出動でも、オレ銀一台しか出られず
もう1〜2台は自立した組ができなければ話にならない、と
力不足を痛感したところだった。

「できるヒトが できるときに できることを」
チーム銀次の座右の銘、日比大先輩と犬班さんの言葉です。
いま私にできることはなんだろう?
運転できないならば電車。しかし村まではたどり着けず、
手前の町から自転車も…考えましたが、厳しいでしょうなぁ。
チーム徒歩々、とほほ…


電車で行かれる場所、郡山。
飯舘村や圏内から保護された猫たちのシェルター「福猫舎」があります。
私は去年の8月、給餌の帰りに連れて行ってもらったことがあります。
ヤマパンこと醍醐、日曜日からは犬のプラッチことシロも来ています。
毎晩Twitterで写真を楽しみにしている白血病隔離室の泰生くんにも会いたい。
朝から行って半日で、少しでも猫の手になれないだろうか?

しかし福猫舎では一匹狼の犬班A。さんがたった一人でふんばっておられます。
保護猫たちのお世話だけでなく圏内を中心に今もレスキュー活動しておられ、
最近では飯舘村への緊急出動も多く、寝る時間もない。
いきなり来る新人に仕事を振るだけでも、それはそれで面倒を増やすことに。
百戦錬磨の犬班さんとは何度か村でもお会いし、写真展にもご来場いただいたり、
仁義メシをお渡ししたり、マァマァを捕獲したり(抱っこしただけ)、
メールや、毎日明け方にTwitterでのおしゃべりなど。
忘れられない想い出は、老犬ちびの最初で最後の里帰りの散歩
個性いろいろなチーム銀次にも期待してくだすっています。

いないよりマシと言っていただける日もあるかもかも、と
勇気を出して猫の手押し売りメールを書いておりましたところに
ちょうど持ち上がった「子猫超満員、ヘルプ!」の要請。
そこに「三年に一度くらいなら里親探せる」とあやこ隊長が手を挙げました。
マジですか、最近福猫舎から餡ちゃんを迎え、三匹になったばかりなのに!
そこはヤルと決めたら早く、仁義に厚いオトコ・あやこ隊長、
にゃんと4匹引き受けるとな。
「じゃあ(ちょうど行きたいと思っていた)私が連れて来ましょうか?」
ニヤリ… 断れないじゃろう…ムフフ


というわけで、7月ニャーニャーの日、始発の新幹線で郡山へ向かった。
新幹線、早っ!近っ! 上野から75分だよコリャ。
徹夜だったので寝過ごして盛岡まで行ってしまう気マンマンだ。
目覚ましをセットして無事降りられ、7:25には着いていた。
もちろん自費、もちろんうんと安いほうのバスで行きたいのだけど、
一番早い便でも着くのが昼なので話にならん。
タクシーに乗ったところで犬班さんに連絡すると、お返事ナシ。
寝ておられるかしら。まぁいいや、行けば庭にプラッチがいるから
遊んでよーっと、ふふふ。

無事目の前まで着いたタクシーを降り、
シンとした早朝の福猫舎の庭に足を踏み入れる。
キュイ…?
プラッチが私を見つけて鼻を鳴らして飛びついて歓迎してくれた。
まだ朝早いから、静かにね、シーー
お宅のジョセンがついに始まり、騒々しい二ヶ月ほど福猫舎で一時預かりになった。
汚染土が舞い上がるなかそのまま置かれる犬たちもいるだろうに、
お父さんプラッチのこといちばんに考えて、よい方法を選んでくれて
ほんとうによかったね。
優しく迎えてくれるプラッチに小声で話しかけ抱きしめる。
相変わらず毛はプラッチックなままだね。かわいいね。

日曜日に移動して来たばかりのプラッチ。
この三年以上、訳のわからないことだらけだけど、さらにまた移動して
村ではない「街」にやって来て、きっと不安でいっぱいだろう。
でもここはきみを守ってくれるところだし、お父さんにもまた会えるし、
だいじょうぶだからね。
いい日除けつけてもらったね、日比さんがつけてくれたんだよね、
おばさん知ってるよ、東京から見ているよ。
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ハグハグしているとプラッチがカバンの中に鼻を突っ込んでクンクン。
そうそう鋭いね、プラッチのもみんにゃさんのも、
カバンに入るだけ仁義おやつ持って来たよー

そこへ犬班さんから「道に迷うかも」とメールが。
「もういるw」とお返事。
「なんだ、いたのか」、と毎日いつ寝てるんだかわからない犬班さん登場。
今日はお世話になりまーす。邪魔しないようにしまーす。クビにしないでねー

犬班さんが私を見て「その格好で来るとは…」
ええいつもの給餌服(防水ズボン)ですよあたぼう、
着いたらまずプラッチとギューするから着替えてるヒマなし、
ってことで着て来ましたよ。
って、ア、これ? 泥だらけの犬の足跡?
これはいまさっそくプラッチにつけられたのよー!
さすがに先月の汚れたままのでしかも新幹線で来るわけないでしょガーw
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さっそく二人と一匹で朝のお散歩へゴー @8:00
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ちびと犬班さんが毎日散歩していた場所。
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尚子さんのちびコケシにも描かれた小さな溜め池の周りです。
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11歳くらいというプラッチは去年の秋に脳の病気を発症し、
イノシシに襲われたショックかもしれないと心配したお父さんが
それ以来納屋の中に匿うようになった。
お父さんが帰って来ると外に出してもらえる。
大雪の日、四日間閉じ込められてしまったプラッチを
お父さんと雪掻きして救出したことは忘れられない想い出。
たくさんのたくさんの苦境を乗り越えお父さんを待ちつづけるプラッチ。
お父さんは郡山まで面会に来てくれたそうです。
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去年の夏に村で散歩した頃ほどは走れずまったく読めない動きをするけれど、
朝露のなかをざぶざぶ歩くプラッチ、うれしそう。
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20分ほどで戻り、プラッチごはん。あ、本名はシロですw
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続いて毎週火曜日日比さんが給餌の前に寄って
お手伝いされているゴミ出し。
主にたくさんの猫たちのトイレ砂、10袋以上を台車で運ぶ。

そこからは外でひたすら、溜まった洗い物をザブザブ。
夏は得意なほうだし、水遊びみたいなもんです。
ええお天気でよかった、どんどん乾く。
びしょびしょにつき、最中の写真はナシ。
「なるべく早く帰ってねw」と言われていたのだが、
よく考えたら病院の午後の部は16時からだったので
夕方まで作業できた。
室内でひたすらみんにゃさんのお世話をしておられた犬班さんも
「ようやくいま、朝の部終了」と出て来た。ハ?いまなんと?
それはもうたいへんな作業量で、手が回らないことだらけ。
一人でやったら6時間はかかる作業(おしゃべりを抜いたら5時間かなw)、
いつかはやらねばと積み重なっていたモノたちと心の負担が少しでも減り、
その分をみんにゃさんに回せるならよかった。

病院に出発する前に念願の、みんにゃさんにご挨拶。
こちらがウワサのヒッチハイカー(カージャックとも言われる)、
拓くんじゃ!
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なつっこい深春(みはる)たん 青い目きれいね
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ジーー 美空(みく)ちゃん
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この方、去年もここで寝ておられた気がする リキくん
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この家でニンゲンといえば犬班さん一人しか知らない猫さんたち。
カメラを向ける見知らぬ猫おばさんに超警戒、怖がらせてごめんね。
シロロちゃんとレオくん
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獅子丸くんと樹(いつき)くん
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たまらん茶トラ、福丸くん
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幸生(こうせい)くん 白木さんに似てるー
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ヤムヤムちゃんとココちゃん
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もっふもふのどんぐりさん ガン飛ばし
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深遠な表情のクゥちゃん
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深遠なお体のピットちゃん
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美空ちゃんと爽(そう)くん
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女王の風格、ぷりんちゃん
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唯(ゆい)ちゃん きょとーん
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ヒト馴れ訓練中 和(なごみ)ちゃん
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はふはふー おなかいっぱいー にはなりませんよ、次のお部屋へ。

この日の犬班さんのブログ[こちら

つづく


Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2014-07-24 17:00 | お出かけ

犬と猫とヒト 6

最後の陽。
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ほたちゃーん(ほたて) @18:30 [前回
暗くてちゃんと撮れない、残念。
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ここには犬も3頭。
あまり近づけない犬たちなのと、時間がないのでメシのみ。
ほたちゃんそれはワンコメシ。
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ほたちゃんがいちばん強くてエラそうだね。
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繋がれた犬たちは悲しい。
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今度来たときは散歩に行こうね、ごめんね。
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4頭の家[前回]も散歩ナシでメシのみ。
真っ暗な中、miikoさんにいただいた首から下げるレモンライト
手元を照らしてくれてたいへん役立った。

残るは2頭ずつの2軒。
この地帯は近いので、先に行った家の犬たちの歓喜の声が聞こえて
他の家の犬たちも一斉に「うちにも来て!忘れないで!」と叫び出し、
その声が真っ暗な山にこだましている。これは絶対に帰れない。
散歩はできなくても、せめてメシと、触ってあげる。待ってて。
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おむすび食べてる場合じゃなかった。
チャッピーをブラシしすぎた。
いろいろ後悔。次回に挽回。
次回に命のつながる保証はどこにもないけれど。
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行き止まりの手前のいちばん端っこの家、2頭。
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作業は車のヘッドライトで。
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こんな暗闇でも、犬たちは必死ですがりつこうとする。
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お散歩行かれなくてごめん、今度は必ず行こうね。
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終わった… @19:10
約10時間、3人で、24軒。

見上げると無人の山村は満天の星に包まれていた。


カミ先輩、一人で来ていたときはさすがに真っ暗になるまで残らなかったけれど、
怖くてバックミラー見られなかったと。3人だと、暗さはそんなに怖くなかった。
野生動物や猫が飛び出すことのほうが怖い。山道を慎重に帰る。
カミ先輩は、やっとの想いで保護した猫を連れ帰る途中、
轢かれて放置されている猫に連続2匹も遭遇したことがあったそうだ。
拾われる命、捨て置かれる命。
果てはない。生と死の輪の中で。


全員へとへとだけど、そのまま郡山のシェルター
福猫舎(ふくねこや)あぶくまシェルターへ @21:30
犬班A。さんが飯舘村や警戒区域などで保護なさった猫たちです。
にゅ、かわゆ!
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おっさんかわゆ!(万一女子だったらごめん)
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おっさん重いッス!
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ちび猫ケージの中に入れていただいた!
しゃわせ!猫成分ハラいっぱいス!
まもなく里親募集ですとよ、みなさま!
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使い切らなかったフードはすべて福猫舎さんに寄付しました。
特に猫のドライはどこもしっかり補充されていてあまり出番がなかったのです。
ブログでご報告いただきました[こちら
逆に犬猫缶詰はギリギリだったので、帰って調整。


村内の運転(計約200km)は慣れているカミ先輩が担当し、
まどかちゃんがものすごい頑張りで帰りの東北道を走り抜いてくれた。
運転できない猫おばさんはひたすら徹夜が堪えるお年頃でした。
カミ先輩も同い年。たいへんにおつかれさまでした。
ありがとうございました。


無事到着し、浅草で解散 @2:00
定休日の店内で深夜まで待っていてくれた銀さんは
ツンデレを隠す余裕もなくアオアオ。
銀さんも置いて行かれて不安でさみしかったね、応援ありがとう。
夜まで銀さんといてくれた母からの置き手紙は
「銀ちゃんは一日中つまらなそうでした」。あいー


[まとめ]
今回は2回目で、3回目以降に向けての予行演習だった。
1回目は、ともかく行ってみようとただあとをついて行くだけで、
物資や道具の準備もカミ先輩が全部してくれた。
事前に地図も見ず、自分がどこらへんにいるのかもわかっていなかった。
村の中だけで約200kmを移動したことだけ後でわかった。

1回目が終わってから、今後もできるだけ通うためには、と相談すると、
カミ先輩から「泉さんならチームを組むことも可能なのでは?」と提案された。
そう言われて、たぶん以前の私なら「えーそんなのムリですよ、ムリムリ」
と言っていたと思う。自分勝手で、リーダーとかヒトをまとめるとか、向いていない。
でもなぜだかストンと「ふむ、それもアリか…」と思えた。
運転さえできないのに、ふしぎだった。

前回のレポートを読んで行きたいと伝えてくださった方も含めて、
人数だけなら6人くらいはいる。
「言い出しっぺのみ必要で、ヒトのリーダーは不要」とカミ先輩。
人類みな猫の子分、銀次親分の名のもとに、というのがしっくり来た。

イメージできることは、実現できる。
こうして私の中で「チーム銀次」が結成された。
チームと言いながら一人(と一匹)。
どこかに所属したり、他の誰かがいないと始まらないのではなく、
まず一人になることから始まるんじゃないかと感じた。
行きたいのは誰? オレ。
そこから。
そこに特別なことは一つもない。
組織になるのではなく、「動ける個人」が増えたほうが淡々と動きやすい。
一人でできることには限界があるから、一人ずつが集まっては入れ替わる。
そういうチームがイメージできた。

しかし1回ついて行っただけの経験ではあまりに心もとない。
次回以降自立するという意識を持っての予行演習をしたい、
もう一回いっしょに行ってくださいと先輩にお願いして、
長崎も終わりお盆も過ぎてからの今回が実現した。
フードの準備も自分でやってみたけれど、まず犬のことをあまりに知らない。
フードはたとえば7歳、9歳、11歳、などと分かれていて、
どこからが老犬なのかさえピンと来ない。
おやつも種類がありすぎて選べない。
やえちゃんが「やつらは何でも食べる」と言って、
あんまり助言になってなかったw でも実際そうなのだろう。
先輩からも現地で人気の品など教えていただき、二晩かけてなんとか手配。
思ったより苦労したけれど、一度やってしまえば次回からは楽々だ。
地図も次回用は自分で作る。


今回も、無事全員愛する猫たちのもとに帰れたことに感謝。
先輩がダントツトップを走りすぎで留守番猫の合計は16匹さ。

今こうして写真とともに振り返っているからこそ出て来る言葉があり、
記録だけを見るとなんだか感傷的になってしまうかもしれない。
現場では、うれしさも楽しさも悲しさもさみしさも、
ともかくまっすぐ向かって来るから、それにはまっすぐ応えてあげたいとだけ思う。
他にしてあげらることは、あまりない。
「将来の夢:猫おばさん」が叶いまくり。
犬苦手なオレがこんなにも犬に歓迎される。
こんなに楽しいことはない。
と思いながら作業している。
他のことはその場ではあまり考えないようにしているけれども、
まさにその場にいることで、体中で感じている。

もちろん悔しいし、悲しい。
やり場のない怒りでいっぱいだし、虚しいし、泣きたい。
少なからず外から内から被曝もする。
こんな場所があってよいわけがない。でもここにある。
東京に戻れば、こんな場所はないことになっている。
心に受けるショックと混乱の落とし前は、自分にしかつけられない。
二度と消えない傷になるヒトもいるかもしれないし、
毎月行くようになるヒトもいるかもしれない。
私の場合は頑丈さゆえに可能なのかもしれない。
だから「行っちゃえば楽しいからだいじょうぶ」とは絶対に言えない。
「辛いからやめておいたほうがいいかもね」とも言わない。
ただ、待っている動物たちがいるということ、
このままでよいわけがないという事実だけ伝えたい。

苦しさは東京ではなくあの村を始めとする原発周辺地域にあり、
悲しさは私の中ではなく動物たちの中にある。
汚染は生き物すべての上に降り、すべての体内に入り込む。
もうそれだけは止められない。それだけが事実。
その中で、祈り、泣くことの先で、何をするか。
犬たちの鎖は、私たち自身が引き起こした事態に繋がれていて、
これを見ぬふり置き去りにして、私はどこにも進んで行きたくない。

牛の巨大さ、犬の不自由さ、野犬化、TNRが追いつかず増えてゆく猫、
ヒトの住まない広大な山村に生まれ育つ野生動物、
ひとたびヒトの手を離れたら手に負えない。
原発には近づくことさえできない。
自分のしたことさえ手に負えない私たちは、ちっぽけな存在だ。
2020年の東京オリンピックを描く前に、
2020年のこれらの村に、あたり前の笑顔が戻っていることのほうが絶対に先だ。

手に負えなくなった結果を、諦めて傍観するのでなく、
この手に少しでも引き寄せたい。
温度を知り感触を知り、自分のいちばん近くまで引き寄せる。
そしてその手をつないでゆくこと。
それしかできないし、それは誰もが
250km離れた村まで行かなくてもできることだと思っている。


翌朝の銀次さん @自宅ベッド
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その後も銀さんのフード番は続いています。
半分に減って惜しそうな雰囲気です。
銀さんの分は一粒もなくて、9月用です。
犬たちとの、また来るからねの約束を果たします。
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Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2013-08-30 03:47 | お出かけ


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