月夜の森 11:第八夜

銀次親分おはようさんです。
黒目が針に。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_17193050.jpg

2時間ほどシルバーシートで寝て、起きました @13:30
今日は寒いけどいいお天気ですね。
飲食店なんで、カカカしないでいただけると…
月夜の森 11:第八夜_a0180681_18112197.jpg

本日お届けいただきました『東京カフェ散歩 観光と日常』(祥伝社黄金文庫)
カフェのことはこの方に訊け、な『東京カフェマニア』の川口葉子さんが
光栄にもエフのことをご紹介くださいました。
イベントや展覧会もほとんどやっていなかった頃だったので、
最初にお問い合わせいただいたときはお断りしようと思ったくらいでした。
恐縮ながら、私と蔵との関わり、そして銀次親分だけでなくれんちゃんのことにも
触れてくださり、どうしようってくらいすてきにまとめてくださいました。
ビルの谷間のちいさな店を、こんな風に見つめてくださる方のおられることに、
胸いっぱいの感謝。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_16582565.jpg

銀さんも載ってるョ、ほら〜 ↑
美しい写真とともに96ものカフェのすてきなストーリーが載っていて
文庫本という持ちやすさ。
カフェの本棚に入れておきますのでどうぞご覧ください。
ブログ右列のライフログにも入れておきました。

銀さんこれからもがんばっていこうねぇ。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_18285792.jpg

久々に動画。(なにも起きないが…)


さっそく本を見てランチに来てくださった青年がおられ、
銀さんもおもてなし。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_1653944.jpg

土蔵をご案内。この使命感に満ちたお顔。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_16464964.jpg

青年が、大津波から1km手前の地点でお年寄りたちをおんぶして屋上に避難した話、
ハリストス教会の話、建物を守る話、空襲の話、月夜の森の音楽会の話、
などなど話し込んでいると、銀さんも隣に座り込んで珍しく喉を鳴らしておられた。
銀さんも蔵の声が聞こえるのかなと思ってうれしかった。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_1649206.jpg

久々にハウスへ @15:30

と思ったら、メシ係(ナオト)が来たんで寝ちゃおられず。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_1729109.jpg

アンカー クリスマスエール発送中。
みなさまよい宴会を〜
月夜の森 11:第八夜_a0180681_1817737.jpg

シルバーシートへ @17:00
月夜の森 11:第八夜_a0180681_18172122.jpg


昨夜開催の『月夜の森 11』第八夜・知久寿焼+U-zhaan
会場はこんな感じでした。
どの公演もそうですが、この距離…
開始までの緊張した空気(主にお客さまの)に生の音が滑り込んでゆく瞬間が
たまらなく美しくて好きです。それは聴くヒトだけでなく
奏でるヒトにとっても等しく初めて生まれて来る音。
「あぁこういうことかぁ」と会場が一瞬で息をほどいてゆくのを感じる。
こんなにもあたたかく安心させてくれる場所は、他にないなぁ。
ま、アタシの世界は猫より狭い、半径1kmくらいだけどもね。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_18424168.jpg

タブラ奏者の U-zhaanこと湯沢くんは 2006年の第5回からずっと出演してくださっています。
22日ご出演の Aki Uedaさんと、インド古典音楽での共演が始まりですが
その後はサントゥールのジミー宮下さん、ヴォイスパフォーマーの巻上公一さん、
そして知久さんと、みな湯沢くんが月夜の森に呼んでくださった方たち。
スケジュールが合うことも、会場の規模も、なかなか難しい条件です。
湯沢くんが蔵での生音の楽しさを伝えてくださるからこそ実現しております。
感謝。


私も昭和まっただ中のコですから、高校生くらいだったかなぁ。
オンタイムで「たま」の活躍に熱狂していたものです。
♪『らんちう』♪『ロシヤのパン』など、知久さんの真似して歌ってたなぁ〜
という二曲が出だしに。
高校生の泉ちゃんはそんなこと夢にも思いませんでしたこのふしぎ。

お二人は会うのがこれで三回目、その三回ともがライブ(共演)、という。
それ以外は一切会っていないのにそんなことが成立するなんて、
「ミュージシャンてラクだよな〜」と湯沢くんが言ったそれはすなわち
その場の空気の震えを紡ぎ、心に印すことができるというすばらしさだ。

沖縄の離島のひみつの海で、ヨットの舳先に座って風を受け、視界は海だけ
という状態で大声で気持ちよく歌ったという体験を話してくださった知久さん。
気持ちよく歌うってこういうことだった〜と思い出したその感覚を、
あの海ではないところでも取り戻せるのだろうか、と思ったときに、
U-zhaanと演奏するときはいつもこんな感じだな、と思ったのだそうです。
「って褒めておかないとね」と知久さんはオトすことも忘れず、
美雨ちゃんがおおはたさんに「すべてを信頼してるから」と言っていたように、
まっすぐな賛辞を交わしているアーティストたちとその音を目の前に、
とてもしあわせな気持ちになるのでした。
そもそもこの知久さんの少年のような笑顔を見ているだけでしあわせ。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_23593760.jpg

U-zhaanのタブラソロは最初に、途中の知久さんのソロコーナーでは
♪『牛乳』(猫が死んでる )♪『ギガ』(犬が死んでる)
♪『おるがん』(ぼくが死んでる) なんかみんな死んでたw

続いて「これU-zhaanとやりたかったんだー」と
♪『ここはもののけ番外地』 ナンジャタウン、なつかしー!
そしてこれも死んでる。
「いなくなるためにいるぼくらが
 いるためにつくったこの町」
いい歌詞だなぁ。
死んでることと生きてることがいっしょにある、知久さんの歌には
子どもだった頃にはわからなかったけれど今だから感じられることがたくさんあった。
「生きているヒト」が一番なんかじゃなく、猫も犬も虫も
死んでるも生きてるもあっちもこっちもみんな並んで踊る ♪『ひとだま音頭』。
蔵はもののけたちを吸い寄せ、今や蔵も意志を持ったもののけであり、
銀さんのしっぽは裂けて伸びる。
個人的には蔵で最期の日々を送っていたれんちゃんのことを思い出すし。
だからなんだか『月夜の森』という紙芝居の中に
入り込んでしまったような感覚なのでした。

小さいギターに小さいウクレレ、ともに小ささを感じさせぬ響き。
ハーモニカ、猫が呼び合うような声の知久さんの歌、詩。
そしてタブラは、手のひらが触れる最初の音まで。
どの音も土に木に体に心によく響き、ひと粒ずつかわいいもののけになって、
それがいっぱい体にしがみついて来ていっしょに歌っているみたいでした。

♪『ちょっと今ココだけの歌』
湯沢くんのタンバリンがタンバリンの概念を破壊していた。
それほんとはタンバリンじゃないんでしょう、
オレの知ってるタンバリンとは違う、としか思えなかった。
タブラも、インド古典のときは二つだけだけど
これだけ並ぶとタブラが音階を奏で、どんな音楽にもなれるのだ。
運ぶのもほんとうにたいへんで、だからしかたないのだけど、
湯沢くんはインド衣装を忘れたこともあり、タブラクッションを忘れたこともあり、
今回忘れたのはベビーパウダーで、近所で買える物だったからよかったー
月夜の森 11:第八夜_a0180681_19391931.jpg

アンコールで ♪『月が見てたよ』
うわ、月出た! 涙出た!
鼻すすりながらスポットを落として、二階の格子越しに月光のライトを照らす。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_18454763.jpg

普段のステージと比べると短い方だそうで、惜しまれつつの終演でした。
抽選のハードルを乗り越えて、ご来場くださったみなさまありがとうございました。
二回公演ができたらよかったのですが、今回は平日で実現せず。
直前までお問い合わせくださった方々をたくさんお断りせねばならず
心苦しかったです… 小さな会場ですみません。でも、だからこそのよさがあり。
いつかまたご参加くださいませ!


銀次親分はその後もおやすみ中。
月夜の森 11:第八夜_a0180681_20505629.jpg

起きました @22:30
昨日も今日も、午後はあまり寝てなかったから、
少しはまとまって寝られてよかったです。


[おしらせ]:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:

月夜の森 11

第九夜:インド古典音楽|シタール:Aki Ueda/タブラ:立岩潤三
12月22日(土)19:00
公演詳細[こちら

私の「二階席の音がよい!」というおすすめを信用してくださった方数名様が
二階席への移動を希望されました。
一階席に2名様分の空きが出ましたのでご希望の方はメールにてお申し込みください。
二階席の残席は 2〜3名様となっております。

いよいよ最終夜です。
月夜の森の音の宴、どうぞお聞き逃しなく。



Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』

by ginji_asakusa | 2012-12-20 23:59 | イベント


浅草ギャラリー・エフの看板猫・銀次親分の日々。


by 銀次親分

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

最新の記事

旅立ち
at 2017-03-25 16:56
みさと、お見合い決まりました。
at 2017-03-23 11:08
家族募集中「みさと」
at 2017-01-15 22:22
仁義箱 2017 上半期
at 2017-01-01 00:01
年末年始営業のおしらせ
at 2016-12-28 15:20
ふりかえる 月夜の森15
at 2016-12-26 20:00
秋〜冬のイベント
at 2016-11-06 00:00
月夜の森 15
at 2016-11-01 00:00
徒歩々遠足 果樹園にて
at 2016-06-22 17:01
へなちょこ山岳隊
at 2016-06-05 18:48

ブログパーツ

© Gallery ef, Asakusa
All Rights Reserved.
無断転載禁止



:+ 初めての方へ +:

銀次親分の足あと

紹介メディア

さくらのこと

すずのこと
_a0180681_1905934.jpg



:+ 飯舘村 給餌活動 +:

チーム銀次 徒歩々班
猫の手レポート
2014.7〜[こちら
_a0180681_20591367.jpg

チーム銀次 出動班
飯舘村給餌レポート
2013.4〜2014.9
こちら
_a0180681_19172133.jpg

犬猫牛たちのための
仁義箱 2016
報告[こちら
2016.12.26 更新
_a0180681_513712.jpg


:+ 店頭販売品 +:

チーム銀次 手芸部
チャリティグッヅ
こちら
入荷情報
_a0180681_22234855.jpg

『銀次親分物語』
全国書店にて
好評発売中!
感想まとめ[こちら
_a0180681_18511967.jpg

オリプレ OLIPLE
100%バージンオリーブ
ナチュラルソープ
商品の紹介[こちら
_a0180681_18252391.jpg

ポーレ・サヴィアーノ
写真集 "FROM ABOVE"
内容詳細[こちら
_a0180681_18251669.jpg

以前の記事

2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月

カテゴリ

全体
日常
お仕事
イベント
おしらせ
紹介
報告
お客さま
手ぬぐい
遊び
季節
できごと
思うこと
記念日
生きるチカラ
お出かけ
動画
ブログ

タグ

画像一覧

記事ランキング

ブログジャンル

猫
動物・ペット

フォロー中のブログ

ボンちゃんと歌おう si...
くらしのギャラリーちぐさ
にゃいさん
猫と登山と酒
日々是肉球
BAR エフ 浅草
CAFE エフ 浅草
横浜 豆やん日記
いるいなあずき展 特設ブログ

その他のジャンル

ライフログ