背中
昨日は22:30頃ようやく起きてハウスから出た銀次親分。
後ろめたいのか、私が寄り添いサービスを受けました。
親分ー 帰りますよー
銀さんは、私が上着を着て荷物を持って「バイバイ」と言って自転車に乗れば
朝まで戻らないことがわかっているから鳴かない。
徒歩でコンビニやゴミ出しに行ったりすると、
見張りポジションから通りに向かって大声で鳴き叫ぶ。
その声はビルにこだましてそこらじゅうに響き、
戻って来るまでに声が嗄れてたりする。
でも定休日前の夜に「いっしょに帰ろ」とリュックを出すと
モーレツに怒るんだよね… 歯があったら毎回流血沙汰だよね…
リュック拒否で逃げ回っているところ ↓
自宅では、着いてすぐにれんちゃんの部屋やトイレに行くと
姿が見えないことが不安で、大声で鳴く。
コンビニなんて行ったら外まで聞こえるくらいに。
一晩いっしょに過ごせば「戻って来る」ことがわかって安心するのか
そんなに追いかけたり鳴いたりしなくなり、留守番もできる。
銀さんがエフに来る前、家や家族を失ってどれだけ鳴いただろう、と思う。
おなかも空いて、あらゆる物音に期待して、何日そこで鳴き続けただろう。
でもあるとき彼らは鳴くのをやめて、どこへともなく歩き出すのだろう。
その決意の瞬間を、正座した猫のきゅっと締まった肩越しに想う。
ヒトならまだ、一晩をしのぐ場所くらいは知っている。
どこが安全か、そうでないかも。
動物たちの「どこへともなく」は死に直結しているだけでなく、
その意味が永遠に理解できないという点で圧倒的にせつない。
運よく誰かに保護されたとしても、銀さんのように今もまだ
「置き去りにされるのかも」という怖れは消えないのだ。
見張りに勤しむ銀さんの背中をずっと見ていると、
目の前がにじんでしまう。
置き去りになんて、するわけないじゃないか。
毎日見ている猫ブログ「くるねこ大和」。
くるさんが描く猫の後ろ姿には必ず泣かされてしまう。
・ボロン太
・福島で家族とはぐれたくるみ亜ちゃん
この二匹に代表される犬猫たちが、年間何十万匹もいるこの国。
今一度、原発20km圏内に取り残された動物たちを襲った
想像を絶する苦しみを心に刻みたい。
私たち人間が彼らにしたことを、忘れないでいたい。
原発20km圏内への動物愛護団体の公式な立入許可は今日までとのこと。
誰が休むための期限なんだろう。年が明けてどうなるんだろう。
まだまだがんばってくださってる方たち、おられます。忘れるものか。
(動物愛護団体アニマルエイドさんの活動)
後ろ姿といえば、もう時効だから出しちゃえ。
月夜の森のディスプレイをしていたとき、
親分がほんとの招き猫みたいにショウケースに入ってるところ
見たいなーと思いまして…
えぇ入れたのは私です。
みんなから非難ゴーゴーだったのですが
親分は意外と落ち着いちゃって。
ここに住もっか? って感じでおもしろかったのでした。
もうしません時効にしてくだせえ。
雪だるま手ぬぐいが汚れたので、交換です。
今年最後は何を巻こうかなと考えて、9月に巻いていたロウソク柄にしました。
今年、すべての人が様々なかたちで背負うことになった痛みを想い、
一歩でも前を照らすための灯りがともるよう願って。
保護された動物たちが、一匹でも多く家族と巡り会えるよう願って。
しんしんと寒い夜。
銀さんただいまー
あ、最近ずっと忘れてました。
今週のブサ猫:
20年くらい前に西洋骨董屋さんで出会ったガラスの猫たち。
どこから来たんだろうなー 作った人は楽しかっただろうなー
キャンディみたいで見るたび舐めたくなります。
キャンディといえば papabubble 。
今年もクリスマスバージョンいただきました。
なんてかわいくておいしいんだろう。
Gallery ef, Asakusa, Tokyo
旧ブログ『今週の銀次親分』
後ろめたいのか、私が寄り添いサービスを受けました。
親分ー 帰りますよー
銀さんは、私が上着を着て荷物を持って「バイバイ」と言って自転車に乗れば
朝まで戻らないことがわかっているから鳴かない。
徒歩でコンビニやゴミ出しに行ったりすると、
見張りポジションから通りに向かって大声で鳴き叫ぶ。
その声はビルにこだましてそこらじゅうに響き、
戻って来るまでに声が嗄れてたりする。
でも定休日前の夜に「いっしょに帰ろ」とリュックを出すと
モーレツに怒るんだよね… 歯があったら毎回流血沙汰だよね…
リュック拒否で逃げ回っているところ ↓
自宅では、着いてすぐにれんちゃんの部屋やトイレに行くと
姿が見えないことが不安で、大声で鳴く。
コンビニなんて行ったら外まで聞こえるくらいに。
一晩いっしょに過ごせば「戻って来る」ことがわかって安心するのか
そんなに追いかけたり鳴いたりしなくなり、留守番もできる。
銀さんがエフに来る前、家や家族を失ってどれだけ鳴いただろう、と思う。
おなかも空いて、あらゆる物音に期待して、何日そこで鳴き続けただろう。
でもあるとき彼らは鳴くのをやめて、どこへともなく歩き出すのだろう。
その決意の瞬間を、正座した猫のきゅっと締まった肩越しに想う。
ヒトならまだ、一晩をしのぐ場所くらいは知っている。
どこが安全か、そうでないかも。
動物たちの「どこへともなく」は死に直結しているだけでなく、
その意味が永遠に理解できないという点で圧倒的にせつない。
運よく誰かに保護されたとしても、銀さんのように今もまだ
「置き去りにされるのかも」という怖れは消えないのだ。
見張りに勤しむ銀さんの背中をずっと見ていると、
目の前がにじんでしまう。
置き去りになんて、するわけないじゃないか。
毎日見ている猫ブログ「くるねこ大和」。
くるさんが描く猫の後ろ姿には必ず泣かされてしまう。
・ボロン太
・福島で家族とはぐれたくるみ亜ちゃん
この二匹に代表される犬猫たちが、年間何十万匹もいるこの国。
今一度、原発20km圏内に取り残された動物たちを襲った
想像を絶する苦しみを心に刻みたい。
私たち人間が彼らにしたことを、忘れないでいたい。
原発20km圏内への動物愛護団体の公式な立入許可は今日までとのこと。
誰が休むための期限なんだろう。年が明けてどうなるんだろう。
まだまだがんばってくださってる方たち、おられます。忘れるものか。
(動物愛護団体アニマルエイドさんの活動)
後ろ姿といえば、もう時効だから出しちゃえ。
月夜の森のディスプレイをしていたとき、
親分がほんとの招き猫みたいにショウケースに入ってるところ
見たいなーと思いまして…
えぇ入れたのは私です。
みんなから非難ゴーゴーだったのですが
親分は意外と落ち着いちゃって。
ここに住もっか? って感じでおもしろかったのでした。
もうしません時効にしてくだせえ。
雪だるま手ぬぐいが汚れたので、交換です。
今年最後は何を巻こうかなと考えて、9月に巻いていたロウソク柄にしました。
今年、すべての人が様々なかたちで背負うことになった痛みを想い、
一歩でも前を照らすための灯りがともるよう願って。
保護された動物たちが、一匹でも多く家族と巡り会えるよう願って。
しんしんと寒い夜。
銀さんただいまー
あ、最近ずっと忘れてました。
今週のブサ猫:
20年くらい前に西洋骨董屋さんで出会ったガラスの猫たち。
どこから来たんだろうなー 作った人は楽しかっただろうなー
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旧ブログ『今週の銀次親分』
by ginji_asakusa
| 2011-12-27 23:06
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浅草ギャラリー・エフの看板猫・銀次親分の日々。
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